恒例となっております「IKTTカレンダー」の2020年版ができあがりました。価格は1000円、A5判(上下に広げ、A4判サイズで使用)という仕様は変わりません。
今回のカレンダーでは、最近の「伝統の森」の工房の雰囲気をお伝えします。写真は、工房の職人たちと日々接している岩本みどりが撮影しました。
この「IKTTカレンダー2020」は、11月17日の京都・法然院での展示報告会でお目見えします。大阪池田のカフェギャラリー プテア、そして11月23日と24日に中目黒で開催される報告会・展示販売会でもお求めになれます。
これらの会場でお求めになれない方は、information@iktt.org までお問い合わせください〔@を半角に変換してご送信ください〕。
※シェムリアップならびに「伝統の森」のIKTTのショップでも、12月上旬には販売開始予定です。
IKTT Japanは、長い戦乱で失われつつあったカンボジア独自のすばらしい伝統織物の復興をつうじて、人びとの暮らしと、それを支える自然環境の再生を目指し、カンボジアで活動を続ける現地NGO、IKTT(クメール伝統織物研究所)と、その創設者である故・森本喜久男の活動を支援するために発足した非営利任意団体です。 IKTT Japan Newsは、おもに日本国内でのIKTTに関するイベント情報やメディア掲載情報をお伝えしていきます。
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2019-11-16
2019-11-09
森本さんとIKTTの仕事が紹介されています
アメリカで出版された染織関係の書籍「True Colors: World Masters of Natural Dyes and Pigments」で、森本さんとIKTTの仕事が紹介されています。
「Red Rises Again」と題された第13章で、カンボジアでのラック染めの復活が取り上げられました。
2019-09-16
11月23日-24日、中目黒でIKTTのシルクの展示販売会と報告会を開催します。
11月23日(土)24日(日)、都内でIKTTのシルクの展示販売会と報告会を開催いたします。
会場は、中目黒にあるノティオ ワークスタジオ中目黒です。会場では、新作の絣布やスカーフなどもご紹介いたします。
期間中、IKTT関連映像の上映も行ないます。また、岩本みどりによる「現地からの報告2019」も行ないます。
みなさま、ぜひともお越しください。
【会場】ノティオ ワークスタジオ中目黒 東京都目黒区青葉台1-20-2中目黒Place 3F
【開催】11月23日 12:00-17:45
11月24日 11:00-17:00
【イベント】報告会「現地からの報告2019」:14時から(両日とも)
関連映像の上映:随時
【アクセス】東急東横線/東京メトロ日比谷線 中目黒駅から徒歩5分
【道案内】
1.中目黒駅正面改札を出て、左に曲がり山手通り沿いに進みます。
2.左手にローソンが見えてきますので、交差点を右に曲がります。
3.目黒川を越えて直進すると、オリーブスパさんの看板が見えます。
4.オリーブスパさんの隣に伊勢五本店さんがあり、そのビルの3Fです。階段で3Fまでお越し下さい。
2019-09-15
11月17日、京都・法然院での展示会・報告会のご案内
恒例の、京都の法然院での展示会・報告会のスケジュールが決まりました。今年は11月17日(日)の開催となります。
今回は、岩本みどりの「現地からの報告」とあわせて、特別ゲストとしてtezomeya店主である青木正明さんをお招きして、さる6月に「伝統の森」を訪れた際の「染色体験報告」をお話いただくことになりました。
青木さんは、京都光華女子大学短期大学部ライフデザイン学科准教授の職にあるとともに、中京区麩屋町にある「天然色工房tezomeya」という染色工房兼ショップの店主であり、さらには「天然染色の科学」(日刊工業新聞社)という著書を出版されるなど、自然染色のしくみを科学的な視点で分析し、解説することのできる方です。たくさんの染色の現場を見てきた青木さんの目に、IKTTの染色法はどのように映ったのか、たいへん興味深いお話が聴けると思います。
【とき】
11月17日(日)12時~16時(展示と販売)
※岩本みどり「現地からの報告」+青木正明さんの「伝統の森・染色体験報告」は13時30分から。
【ところ】
法然院 京都市左京区鹿ヶ谷御所ノ段町(TEL:075-771-2420)
(京都駅から市バス5番 錦林車庫行 浄土寺下車 徒歩10分)
※この時期の京都は、たいへん混雑しております(特にバスの運行は予測できないほどです)。十分な余裕をもって、お越しください。
より大きな地図で 法然院(入口) を表示
2019-09-14
10月19日、国分寺カフェスローでのクメール舞踊公演のご案内
東京・国分寺のカフェスローで、5名の踊り手をカンボジアから招いてのクメール舞踊公演が開催されます。
このクメール舞踊公演の前後の時間に、会場内でITKTのシルクの展示販売をさせていただくことになりました。会場ではIKTT以外にも、PHJ(ピープルズホープジャパン)、第3世界ショップ、CWA(コミュニティワークフォーアジア)などが出展します。
なお、公演に先立ち、クメール舞踊のワークショップも行なわれます。
と き:10月19日(土)
ところ:カフェスロー
東京都国分寺市東元町2丁目20(TEL:042-401-8505)
【第一部:クメール舞踊ワークショップ】
16:30-17:30(16:15受付開始)
定員:10名
参加費:1,000円(地域通貨「ぶんじ」での支払い可)
【第二部:クメール舞踊公演】
18:30-20:30(17:30開場)
定員50名
参加費(地域通貨「ぶんじ」での支払い可)
〈一般〉1,700円+別途1ドリンク(500円)
〈学生〉1,000円+別途1ドリンク(500円)
〈子供(小学生まで)〉無料
※席は自由席となります。
※第一部・第二部とも、お申込みはこちらのサイトから
2019-09-13
「蚕まつり2020」の日程が決まりました
2019-08-25
京都tezomeya青木正明さんの「伝統の森」染色レポートをご紹介します
ご紹介が遅くなりましたが、京都tezomeyaの青木正明さんが6月後半に「伝統の森」にいらっしゃいました。
青木さんは、草木染をはじめとした製品を作るのみならず、天然染料を使ったワークショップを開催するなど、多岐にわたって活躍されていらっしゃいます。
さらには、『天然染料の科学』という著書も出されていて、染色を科学的に分析・解析する目もお持ちです。そんな青木さんが、IKTTで行なっている染色方法をどんな具合に観察されたのか、たいへん興味深いレポート(カンボジアの染織取材その1~IKTT伝統の森)をブログに書かれているので、ご紹介させていただきます。
2019-08-24
シェムリアップのIKTTのショップが(ちょっとだけ)移転しました
2019-05-07
5月24日-26日、松本で展示販売と報告会を開催します
5月24日(金)から26日(日)までの3日間、松本市にある信毎メディアガーデン(3階/スタジオ)で「クメールシルク展示販売会」を開催いたします。会場では、新作の絣布やスカーフなどもご紹介いたします。
期間中、25日(土)と26日(日)にはIKTT関連映像の上映と、現地に何度も足を運んでいるIKTT Japanメンバーによる現地報告も行ないます。
みなさま、ぜひともお越しください。
【会場】信毎メディアガーデン 3階 松本市中央2-20-2
【開催】5月24日(金) 12時から19時まで
5月25日(土) 10時から19時まで、11時と13時から上映会、15時から報告会
5月26日(日) 10時から18時まで、11時と13時から上映会、15時から報告会
※最終日は18時閉会となります。
2019-04-25
4月30日-5月1日、清澄白河のWild Silk MusiumでIKTTのシルクの展示販売会と報告会を開催します
ご案内がたいへん遅くなってしまいましたが、4月30日と5月1日の2日間、清澄白河にあるWILD SILK Musium(ワイルドシルクミュージアム)で「伝統の森からの報告2019」と題してIKTTのシルクの展示販売会と報告会を開催いたします。
会場では、一時帰国するIKTT岩本みどりによる現地報告と、3月に行なわれた「蚕まつり2019」関連映像を上映する予定です。新作の絣布も、お披露目いたします。みなさま、ぜひともお越しください。
【会場】WILD SILK Museum 江東区平野1-5-5-101
【開催】4月30日 11:00-18:00
5月01日 11:00-16:30
【イベント】上映会:14時から/報告会:15時から(両日とも)
2019-04-24
5月3日‐5月5日、金沢の香林坊大和でIKTTの展示販売会が開催されます
金沢の老舗百貨店・香林坊大和(8階特設会場)で「甦るクメールシルクー森本喜久男が復興させたカンボジア伝統織物の現在(いま)」と題して、IKTTの展示販売会が開催されることになりました。開催は、5月3日から5日までの3日間です。
実現に至るまでには、たくさんの方々のご協力をいただきました。ありがとうございます。
金沢とIKTTのご縁は、森本さんの古くからのご縁でもあります。2004年には「めろめろぽっち」というお店でお話会&販売会を開催していただいています。この会を仕切っていただいた方は、その後、岩国に引っ越されてますが、2014年に広島県廿日市市のレストランでも、お話会&販売会をしていただいています。また、2010年には金沢美術工芸大学に招かれて森本さんが講演をしています。
今回、「伝統の森」で織り上げられた、できたてほやほやの新作もお披露目されます。森本さん亡き後も、新しいことに挑戦している「伝統の森」の職人たちの「仕事」をご覧いただければ幸いです。
なお、展示販売会と並行して、岩本みどりほかIKTT関係者による講演と資料映像の上映も行ないます。みなさま、ぜひともお越しください。
【講演タイムテーブル】
◆5月3日(金) 15時 森本喜久男とクメール伝統織物研究所の22年を振り返って(西川 潤)
◆5月4日(土) 15時 「手の記憶」を受け継いで:クメール伝統織物研究所の新たな挑戦①(岩本みどり)
◆5月5日(日) 14時 「手の記憶」を受け継いで:クメール伝統織物研究所の新たな挑戦②(岩本みどり)
※なお、最終日の展示販売は、18時までですのでご注意ください。
2019-03-23
「伝統の森」で森本喜久男追悼写真展の展示が始まりました
「蚕まつり2019」の開催を前に、「伝統の森」の工芸村にあるショップのスペースを使って、森本喜久男追悼写真展の展示も始まりました。
この写真展は、森本さんの一周忌を前に、多くの方々に森本さんとIKTTに関するベストショットを募ったさまざまな作品を中心に、さらには『カンボジアに村を作った日本人』や『自由に生きていいんだよ』などの書籍出版のために森本さんから提供されていた写真、そして森本さんのご親族からお預かりした写真などから構成されています。
古くは、京都の手描き友禅職人時代のカットから、つい最近の「蚕まつり」まで。タイのボランディア時代やカンボジアユネスコの調査の際の写真、そしてIKTTを訪れた方たちが撮影したさまざまな森本さんの姿に接することができます。
この写真展は、「蚕まつり2019」終了後も、しばらく展示を継続いたしますので、「伝統の森」にお越しの際は、ぜひともご覧いただければ、幸いです。
2019-01-28
「IKTT 蚕まつり2019」の詳細が決まりました
「IKTT 蚕まつり2019」は、3月23日(土)に前夜祭、3月24日(日)に蚕供養を執り行ないます。
と き:前夜祭 3月23日(土)/ 蚕供養 3月24日(日)
ところ:IKTT「伝統の森」(アンコールトム郡ピアックスナエン)
参加費:カンボジア人無料、日本人及び外国人10ドル(夕食代込み)
当日のタイムテーブルは、以下を予定しています。
■3月23日(土)
15;00 開場
15;30 開会式
16;00 アプサラダンス、ファッションショー
18;00 夕食/バンド演奏、その他
20:00 終了予定
■3月24日(日)
午前中 蚕供養の儀
【「伝統の森」までの送迎について】
3月23日(土)は、シェムリアップ市内のIKTTショップから「伝統の森」までの無料バスをご用意します。13時出発予定です。蚕まつり終了後(20時予定)シェムリアップのIKTTショップまで戻ります。(バスから下車後は、各自で移動手段を確保していただくことになります)
ご乗車ご希望人数によって、バスのサイズを決定いたしますので、バス乗車ご希望の方はその旨を明記のうえ、3月13日(水)までに下記メールアドレスまで ご連絡ください。
また、宿泊のお客様についての帰りの送迎は、別途ご連絡させていただきます。
【ご宿泊について】
蚕まつり開催中の「伝統の森」ゲストハウスのご宿泊も承っております。部屋数に限りがございますので、ご希望の方はお早めにご連絡ください。
【ご予約、お問い合わせ先】
midori.iktt@gmail.com (IKTT 岩本みどり)
と き:前夜祭 3月23日(土)/ 蚕供養 3月24日(日)
ところ:IKTT「伝統の森」(アンコールトム郡ピアックスナエン)
参加費:カンボジア人無料、日本人及び外国人10ドル(夕食代込み)
当日のタイムテーブルは、以下を予定しています。
■3月23日(土)
15;00 開場
15;30 開会式
16;00 アプサラダンス、ファッションショー
18;00 夕食/バンド演奏、その他
20:00 終了予定
■3月24日(日)
午前中 蚕供養の儀
【「伝統の森」までの送迎について】
3月23日(土)は、シェムリアップ市内のIKTTショップから「伝統の森」までの無料バスをご用意します。13時出発予定です。蚕まつり終了後(20時予定)シェムリアップのIKTTショップまで戻ります。(バスから下車後は、各自で移動手段を確保していただくことになります)
ご乗車ご希望人数によって、バスのサイズを決定いたしますので、バス乗車ご希望の方はその旨を明記のうえ、3月13日(水)までに下記メールアドレスまで ご連絡ください。
また、宿泊のお客様についての帰りの送迎は、別途ご連絡させていただきます。
【ご宿泊について】
蚕まつり開催中の「伝統の森」ゲストハウスのご宿泊も承っております。部屋数に限りがございますので、ご希望の方はお早めにご連絡ください。
【ご予約、お問い合わせ先】
midori.iktt@gmail.com (IKTT 岩本みどり)
2019-01-08
2019年を迎えるにあたってのご挨拶
ご紹介が遅くなりましたが、2018年最後のメルマガ「メコンにまかせ」から、岩本みどりのご挨拶を再掲します。
みなさま、IKTT(クメール伝統織物研究所)の岩本みどりです。2018年も暮れようとしています。皆様いかがお過ごしでしょうか。
2017年7月、森本さんが亡くなって深い深い悲しみと大きな不安に包まれていました。スタッフ約150名、その家族、子供たち、動物たち、IKTTは「働く」だけの場所ではなく「みんなが生きていく」場所でもあります。それは人間だけではなく、動物や自然環境すべてが存在して成り立っています。IKTTのスタッフは、きっとここから離れても強く生きていける人たちです。しかしこの仕事が好きで、IKTTが好きだと言ってくれる、そして「森本に選んでもらってここに来れて、本当に幸せ」といっているおばあたちがまだまだ頑張っている。
「次の世代へつなげるために」という思いからできた「伝統の森」は、私たち「次の世代」に引き継がれました。そして私たちも「次の世代」へつなげられる「仕事」をしようと、皆で気持ちを入れ替えたのが、2017年9月のこと。
「美しい布を作ること」全体ミーティングはこの言葉で終わりました。それから本当に地道な作業が始まりました。桑畑、養蚕、糸、細かい作業工程、染め、商品見直し、新作、その他ほんとうにいろいろなことを、それぞれスタッフが協力し改善してきました。もちろん問題もたくさんありました。しかし「一番大切なのは美しい布を作ることだから」という言葉が職人たちの口から出始め、ひとり、またひとりと、意識が変化してく様子を感じました。
そして今年(2018年)に入り、新しい布が続々と誕生し、以前からあった布もさらにクオリティーが上がり、そんな布たちがたくさんの方々にご購入いただけたこと、本当に感謝いたします。
そして、多くの方々のご協力のもと、プノンペンでの蚕まつりや展示会も開催することができました。以後、カンボジア人の見学者やFB、カンボジアシルクの調査など、少しずつではありますが当初の目的だった「カンボジアの方々に知ってもらう」ということが実現していきました。
2019年も「皆が幸せに暮らし、良い布を作る」これをモットーに、良い布を作っていきます。本年もIKTTを応援してくださり本当に有難うございました。皆様、良いお年をお過ごしくださいませ。
「伝統の森」より 岩本みどり
みなさま、IKTT(クメール伝統織物研究所)の岩本みどりです。2018年も暮れようとしています。皆様いかがお過ごしでしょうか。
2017年7月、森本さんが亡くなって深い深い悲しみと大きな不安に包まれていました。スタッフ約150名、その家族、子供たち、動物たち、IKTTは「働く」だけの場所ではなく「みんなが生きていく」場所でもあります。それは人間だけではなく、動物や自然環境すべてが存在して成り立っています。IKTTのスタッフは、きっとここから離れても強く生きていける人たちです。しかしこの仕事が好きで、IKTTが好きだと言ってくれる、そして「森本に選んでもらってここに来れて、本当に幸せ」といっているおばあたちがまだまだ頑張っている。
「次の世代へつなげるために」という思いからできた「伝統の森」は、私たち「次の世代」に引き継がれました。そして私たちも「次の世代」へつなげられる「仕事」をしようと、皆で気持ちを入れ替えたのが、2017年9月のこと。
「美しい布を作ること」全体ミーティングはこの言葉で終わりました。それから本当に地道な作業が始まりました。桑畑、養蚕、糸、細かい作業工程、染め、商品見直し、新作、その他ほんとうにいろいろなことを、それぞれスタッフが協力し改善してきました。もちろん問題もたくさんありました。しかし「一番大切なのは美しい布を作ることだから」という言葉が職人たちの口から出始め、ひとり、またひとりと、意識が変化してく様子を感じました。
そして今年(2018年)に入り、新しい布が続々と誕生し、以前からあった布もさらにクオリティーが上がり、そんな布たちがたくさんの方々にご購入いただけたこと、本当に感謝いたします。
そして、多くの方々のご協力のもと、プノンペンでの蚕まつりや展示会も開催することができました。以後、カンボジア人の見学者やFB、カンボジアシルクの調査など、少しずつではありますが当初の目的だった「カンボジアの方々に知ってもらう」ということが実現していきました。
2019年も「皆が幸せに暮らし、良い布を作る」これをモットーに、良い布を作っていきます。本年もIKTTを応援してくださり本当に有難うございました。皆様、良いお年をお過ごしくださいませ。
「伝統の森」より 岩本みどり