2月10日に配信されたメールマガジン「メコンにまかせ」(vol.205)で森本さんは、この季節に「伝統の森」で咲くいくつかの花について、以下のように記しています。
沖縄では有名なデイゴの花が「伝統の森」できれいに咲き始めた。毎年2月の頃、森にはたくさんの花が咲く。そのなかでも、鮮やかな赤いデイゴの花は別格。
それ以外にも、わたしが勝手に「山桜」と呼んでいる、ダムニエンとクメール語で呼ばれる木がある。白い小さな花を咲かせ、遠目には山桜そのものの。この新芽は、そのまま刻んで、バンチョックとよぶカンボジア風素麺の掛け汁に入れられる。
今年はまだ花を咲かせていないが、ネムノキの花を一回り大きくしたような、夜に咲く赤い花、ダムカダオ。それ以外にも、珍しい花が見られるのが、この時期の楽しみでもある。
そして、種から植えてもう6メートルほどに育った、その葉を黒染めに使うインディアン・アーモンドは落葉と新芽が同時にやってくる、不思議な光景が見られる。それは、ちょうど秋と春が一緒にやってくるようなもの。
「伝統の森」は、ちょうどそんな季節の変わり目にある。
【以上、メールマガジン「メコンにまかせ」掲載記事に、一部加筆修正】
この記事に出てくるデイゴやダムニエンの花をはじめ、名前のわからない花も含め、「伝統の森」に咲いている花の写真が森本さんから届きましたので、ご紹介させていただきます。
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