写真展「甦るカンボジア―伝統織物の復興が、“暮らし”と“森”の再生に至るまで」に先立ち、内藤順司氏の講演会「私はなぜ、海外で活躍する日本人を撮るのか?」が、16日に立命館大学国際平和ミュージアムで開催されました。大雪のために新幹線が遅延し、京都市内も足元が悪くなるなか、ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。
講演後の質疑応答では、内藤氏の「織物を再生し、人を再生し、森を再生するなかで、IKTTの人たちは誇りを取り戻している」という発言に、さらなる質問が出されました。これについては、22日の土曜日に、森本さんに直接お尋ねしてしていただくことでさらなる理解が得られると思います。
また、海外で起きている問題などを報道するメディアに偏りがあるのではないかという意見には「亡くなった方の惨い姿を報道することで紛争の悲惨さを訴えることも必要だが、そんな状況下でもしっかり生きている人たちを紹介することも伝える仕事であり、そのどちらを選ぶのは、それを撮る者の判断にかかっている」という回答もだされました。
講演終了後、内藤氏は、国際平和ミュージアム内の中野記念ホールでの写真展の準備に取りかかりました。今回は、大判のIKTTの絹絣も、会場に展示されます。
内藤氏の写真展は、1月18日(火)より1月23日(日)までの開催です。
また、22日(土)には、森本さんの講演会も予定されています。
写真左上は、講演を始めた内藤氏、右上は今回の写真展を企画していただいた中倉氏の挨拶、左下は「伝統の森」について語る内藤氏、右下は写真展会場の設置準備風景です(写真展会場に絣布が何枚も飾られるのは、なかなかないことなので、インパクトがあります)。
《と き》
【内藤順司・写真展】 1月18日(火)~23日(日)9:30~16:30
【森本喜久男・講演会】1月22日(土)14:00~
《ところ》
国際平和ミュージアム
《会場アクセス》
JR京都駅より市バス50にて「立命館大学前」下車、徒歩5分(アクセス詳細)
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