9月3日に配信されたメールマガジン「メコンにまかせ」(vol.254)のなかで、森本さんは、直前に迫った「蚕まつり2011」への思いについて記しています。以下、メールマガジンより引用します。
開催まで、あと数日となった「蚕まつり」。早いもので、今年は第8回。8年目を迎える。
そして今朝、プノンペンの王宮から、シハモニ国王の母君、モニック王妃の代理としてプリンセス妃がご臨席いただけると、ご連絡をいただいた。とても、光栄なこと、IKTT一同、緊張しながらお迎えすることになる。そして、シェムリアップ州知事からもご出席いただけると、ご連絡をいただいた。今年は、ほんとうに記念すべき「蚕まつり」となる。
そのため、前夜祭の会場はこれまでの作業所ではなく、屋外に舞台を準備することにした。そして、時間も早くに変更。午後3時から、ご来賓の方々をお迎えしたあと、ファッションショーの前に、アプサラの踊り手たちによる客人を迎える踊りから始める予定。それに続き、織り手たちによるファッションショーとなる。例年の子どもたちのダンシングとバンド「ミロ」による演奏は、食事を挟んでの後半第二部、午後6時からの開催となる。明るい時間での、野外のファッションショーのため、メイクや照明などに工夫がいる、というか大変。でも、自然の染料だけで染め上げられたIKTTのクメールシルクの本来の美しさを、自然光の下で見ていただけると思っている。
今日も、みんなでステージのウォーキング練習。最後の追い込み。今年のエンディングはマドンナに決定。野外でのショーだからの演出もあります。おいでいただける方、楽しみにしていただければと思います。
カンボジアの伝統織物の復元から、それを取り囲む自然の再生、生活環境の再生、村づくりにまで発展してきたIKTTの活動が第一のステージを終え、第二のステージに向かおうとしている。そんなことをいま、「蚕まつり」の準備をしながら感じている。
これからも、IKTTの活動、そして自然と、布への思いを、みなさまと共有していきたいと思っております。よろしくお願い申し上げます。深謝。
【以上、メールマガジン「メコンにまかせ」掲載記事から再掲】
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※写真は、ファッションショーのために、森本さんが制作した手描きの草木染バティックです。
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