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2012-03-22

「蚕まつり2012」レポート(その5)蚕供養

 翌3月11日(日)の早朝、まだ陽が昇らない真っ暗なうちから、数人のスタッフが動き始めました。食事の準備です。仏僧ならびに蚕供養に参加する人たちのための朝食を作っているのです。ネギを刻み、モヤシのヒゲを取り、鶏をさばき、お粥を作っています。
 明るくなるころには、20人近いスタッフが働いていました。
 「伝統の森」のショップの建屋の東側ベランダでは、蚕供養のための準備も行なわれていました。僧侶たちを迎える準備です。
 「伝統の森」に宿泊していた参加者たちが朝食をしているうちに僧侶たちも到着し、朝食を摂ってもらい、一休み。
 そして、蚕供養の儀が始まりました。
 「伝統の森」の主だった者たちが、お経を唱和します。その後、僧侶が読経を始めると、参列者たちは順に僧侶たちの前に、炊いたご飯をよそっていきます。蚕供養の参加者たちは、こうすることにより功徳を積むことになるのです。

 

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