IKTT Japanは、長い戦乱で失われつつあったカンボジア独自のすばらしい伝統織物の復興をつうじて、人びとの暮らしと、それを支える自然環境の再生を目指し、カンボジアで活動を続ける現地NGO、IKTT(クメール伝統織物研究所)と、その創設者である故・森本喜久男の活動を支援するために発足した非営利任意団体です。 IKTT Japan Newsは、おもに日本国内でのIKTTに関するイベント情報やメディア掲載情報をお伝えしていきます。
ページ
▼
2012-07-22
上空から見た「伝統の森」工芸村エリア
森本さんがfacebookにアップした「伝統の森」の工芸村エリアの写真を再掲します。
写真中央左寄りの、切妻(屋根)が4つ続く建物が、2階がショップ、階下に織り機が並ぶ、工芸村のメインの建物です。
その奥の木々に埋もれた2棟の建物のうち、右側が2階に森本さんのデスクのある事務棟です(階下のオープンスペースは、スタディツアーのミーティングなどに使われています)。
写真中央右寄りの建物はゲストハウス、右下からゲストハウスに向かう道の右側の白い屋根は、牛小屋と資材置き場です。ゲストハウス手前、右方向に並んで茂る木々はマンゴーの木、ショップと事務棟の間に高く枝を張り出しているのはインディアン・アーモンドの木です。どちらも、この工芸村が形になりはじめてから、植えたものです。
ショップのある建物の手前にあるのは、工芸村で働く人たちの住居兼作業場です。織り手や括り手の家族が暮らす高床式の家屋が2つ(2階が住居、1階が作業スペース)、その間に染め場や作業場、そして長屋のような集合住宅もあります。
事務棟の奥に左右に広がるのは沼の水面です。沼を挟んで対岸には、桑畑と野菜畑が見えます。沼は、写真左側に回り込むように広がり、その対岸にも桑畑、綿花畑、藍畑などがあります。
なにもなかったところに、この10年の間に、森本さんと「伝統の森」移り住んだ人たちの手で作り上げたこの村は、「手の届くところに素材のある暮らし」を実現した、カンボジア最高の伝統織物の制作工房であり、人びとが自然とともに暮らす村でもあります。
0 件のコメント:
コメントを投稿