無印良品有楽町店2階の ATELIER MUJIで、9月22日と23日に開催された講演会「天然染 "未来に向けた羅針盤づくり"」は盛況のうちに終わりました。
「伝統は守るものではない」「今の時代、守るということは後向きに走ること」「最新鋭の染色マシーンを道具に変える。道具とは手の延長にあるもの」「IKTTが取り戻した自然染色における伝統の知恵と、上海の最新式の機械を使いこなす染色テクニック、それらを融合させていいものを作ろうというMUJIの人たちの想いが重なった」「使い捨てを前提にする大量生産ではなく、よいものを手に入れやすい価格で作る量産のかたち」「美しさとは、ぞくっとするもの」「もうひとつのアート」などなど、2日間とも刺激的な言葉がたくさん飛び出しました。
なお、展示会は、10月8日(月)まで開催されています。バラの茎、ココナツの殻、ウォールナッツの端材が、それぞれ積み上げられた展示台に、それらを使って染めたオーガニックコットンの天然染タオルも置かれています。それらの自然な色をぜひともご覧ください。会場には、IKTTの定番の染め材と、それらで染められた生糸やマフラーも紹介されています。
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