3月8日朝5時過ぎ、「伝統の森」のジェネレーターが動き出し、電灯がつきました。すでにソーラーランタンの光を頼りに、食事の準備が始まっていました。野菜を刻む者、大鍋を洗う者、かまどに火を熾す者、それぞれが朝食の準備に取りかかっています。
朝粥の仕込み作業を眺めていた森本さんは、「いちいち指示をしなくても、いつのまにかそれぞれが自分の仕事をみつけて動いてくれるようになった。・・・まあ、“家族”をつくっちゃったんだよね」と、つぶやきました。
昨日、ファッションショーに使われた舞台の上には仏像が安置され、その後ろにはピダンが掲げられました。舞台の前には、皆が座れるようにビニルシートが敷かれました。
森本さんは、「伝統の森」の入り口近くに植えられた菩提樹に、線香を捧げに向かいます。道すがら、同道した日本からの参加者たちに、潅木の茂みだけだった土地に、種から育てた苗を植え、あるいはひこばえを育て、10年かけて森を育ててきたこと、「伝統の森」の中に兵士の作った塹壕の跡があったこと、人間の都合に合わせて作った地形が洪水という自然の力によって元の地形に戻されたことなどを語ります。
やがて、僧侶たちが到着。儀式の前に、まずは食事を供します。
2日ほど前に、バッタンバン大学の学生たち260人が蚕供養に参加するとの連絡が入り、彼らの到着を待ちます。ようやく学生たちも到着。蚕供養が始まりました。
蚕供養の後、バッタンバン大学の学生たちはプレアコーの前で、森本さんと記念写真。
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