IKTT Japanは、長い戦乱で失われつつあったカンボジア独自のすばらしい伝統織物の復興をつうじて、人びとの暮らしと、それを支える自然環境の再生を目指し、カンボジアで活動を続ける現地NGO、IKTT(クメール伝統織物研究所)と、その創設者である故・森本喜久男の活動を支援するために発足した非営利任意団体です。 IKTT Japan Newsは、おもに日本国内でのIKTTに関するイベント情報やメディア掲載情報をお伝えしていきます。
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2018-06-02
「IKTT蚕まつりinプノンペン」報告(その5)
いよいよメインイベントのファッションショーが始まりました。
まずは、狐塚芳明さん率いるCocoonの演奏で「森本さんに捧げる歌」です。この曲は、3月の「蚕まつり」のときに、「伝統の森」で初めて披露していただいた曲です。司会を務めるのは、タ・スレイヌットさん(カンボジア語担当)と渡辺加奈子さん(英語担当)のお二人です。
続いては、プルムソドン・オク&ナチャラサによる伝統舞踊のパフォーマンスです。彼らがまとっている絣布もIKTTのシルクです。
そして、お待ちかねのIKTT蚕まつりのファッションショーが始まりました。
今回のステージは3部構成になっています。それぞれのステージには、「モダン」「キュート」「伝統」とテーマがつけられています。「モダン」と「キュート」のステージのサウンドトラックは、山野裕司さんに制作していただきました(カンボジアつながりの、日本での不思議なご縁に感謝です)。
「伝統」のステージでは、ピダンのプレゼンテーションとともに、スレンさん、オムライさん、ソキアンさん、ガエットさんの4人がステージに並びました。彼女たちは、IKTTのすばらしい絣布のクオリティを担保する凄腕の職人たちです。
フィナーレでは、プルムソドン・オク&ナチャラサのメンバーと、出演したIKTTのモデルたち全員がステージに登場しました。IKTTのプノンペン初デビューのイベントは、つつがなくエンディングを迎えました。
出演者全員が退場した後、岩本みどりと実行委員代表の松田恵美の名前がアナウンスされ、ステージへと誘われました。スタッフの進行表にも書かれていなかった、ちょっとしたサプライズ。お二人への花束贈呈が行われました。
今回の一連のイベントの実施において、IKTTの岩本みどりにしてみれば、初めてお目にかかる方たちがほとんどという状態で、多くの方たちとイベントを成し遂げるということはたいへんなことだったようです。
その一方で、実行委員をはじめとする今回のイベント実施にご協力いただいた方たちのなかに、森本さんへの感謝の気持ちを抱いている方たちがたくさんいらっしゃったことで、「森本さんの思いを実現したい」という、ひとつの共通した目標に向かって進んでいけたのだとも言っています。それだけでなく、IKTTのことや森本さんのことをこれまでご存知なかった方々までをも巻き込んで、多くのボランティアとしてご協力もいただいたともお聞きしました。本当にありがとうございます。
今後とも、IKTTへのご支援ご協力をお願いする次第です。
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