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2015-03-26

朝日新聞関西版(3月24日付夕刊)で『カンボジアに村をつくった日本人』が紹介されました

 3月24日付の朝日新聞関西版(夕刊)文化欄に、「紡いだ「絹絣」の伝統-カンボジアで技法復活 友禅職人の記録」というタイトルで、森本さんの新しい著書『カンボジアに村をつくった日本人』が紹介されました。

2015-03-23

『カンボジアに村をつくった日本人」出版を祝う会、開催します

 森本喜久男さんの一時帰国に合わせて『カンボジアに村をつくった日本人』出版を記念して、ささやかながら「出版を祝う会」を開催したいと思います。
 バンコク時代からお付き合いのある方、IKTT設立の頃からさまざまなかたちでサポートを続けてきた方、プノンペンでたまたま森本さんに出会ってしまったがゆえにIKTTとの付き合いが始まった方、シェムリアップでトンレサップ湖の帰りに偶然IKTTに立ち寄った方、テレビを見て森本さんのことを知った方、facebookで友達になっていた方……、その出会いはさまざまでしょうが、タイそしてカンボジアで30年以上にわたり活動を続けてきた森本さんのこれまでの労をねぎらい、新しい著書の出版を祝いたいと思います。

【と き】4月12日(日)14時から
【ところ】Cafez(カフェーズ)
     新宿区西新宿3-7-1 新宿パークタワーB1/TEL:03-5322-1153
※当日、会場費5000円を申し受けさせていただきます(立食形式のパーティを予定しております)。
※会場準備の都合もあり、参加希望のかたはiwaukai20150412@gmail.com(@を半角に変換して送信願います)まで4月4日(土)までにお申し込みください。
 なお、会場スペースに対して、あまりに参加者が増えすぎた場合は、抽選とさせていただく可能性もございますこと、ご了承願います。

【お申し込み】要予約/4月4日まで
メール:iwaukai20150412@gmail.com(@を半角に変換して送信願います)まで、(1)お名前、(2)参加人数、を明記のうえ、お申し込みください。(3)任意で、森本さんへのメッセージも受け付けます。

【会場アクセス】
・新宿駅より徒歩12分
・新宿パークタワー行きシャトルバスサービス(無料)
 新宿西口「エルタワー」1階三菱東京UFJ銀行前から新宿パークタワー直通
・新宿駅西口(京王百貨店前のりば21番)から
 京王バス《S01新都心循環》(100円バス)で「パークハイアット東京前」下車
・渋谷駅西口バスターミナル(のりば14番)から《宿51 新宿駅西口》行にて「西参道」下車
▼アクセス詳細(新宿パークタワーまで)(B1フロアマップ)

※会場では、最近の「伝統の森」を紹介するショートフィルム上映と、『カンボジアに村をつくった日本人』ならびにIKTTのシルクハンカチやスカーフの販売も予定しています。

2015-03-21

清話会ブログ「山本紀久雄氏の連載 街角ウオッチング」のご紹介

 2015年2月に、国立民族学博物館の研修ツアー「手仕事への回帰」に参加された山本紀久雄さんが、清話会ブログの「連載 街角ウオッチング」で「カンボジアに村をつくった日本人」と「伝統の森」の森本さんについてコメントされています。

2015-03-13

「蚕まつり2015」レポート(その5)蚕供養

 3月8日朝5時過ぎ、「伝統の森」のジェネレーターが動き出し、電灯がつきました。すでにソーラーランタンの光を頼りに、食事の準備が始まっていました。野菜を刻む者、大鍋を洗う者、かまどに火を熾す者、それぞれが朝食の準備に取りかかっています。
 朝粥の仕込み作業を眺めていた森本さんは、「いちいち指示をしなくても、いつのまにかそれぞれが自分の仕事をみつけて動いてくれるようになった。・・・まあ、“家族”をつくっちゃったんだよね」と、つぶやきました。
 昨日、ファッションショーに使われた舞台の上には仏像が安置され、その後ろにはピダンが掲げられました。舞台の前には、皆が座れるようにビニルシートが敷かれました。


 森本さんは、「伝統の森」の入り口近くに植えられた菩提樹に、線香を捧げに向かいます。道すがら、同道した日本からの参加者たちに、潅木の茂みだけだった土地に、種から育てた苗を植え、あるいはひこばえを育て、10年かけて森を育ててきたこと、「伝統の森」の中に兵士の作った塹壕の跡があったこと、人間の都合に合わせて作った地形が洪水という自然の力によって元の地形に戻されたことなどを語ります。
 やがて、僧侶たちが到着。儀式の前に、まずは食事を供します。

 2日ほど前に、バッタンバン大学の学生たち260人が蚕供養に参加するとの連絡が入り、彼らの到着を待ちます。ようやく学生たちも到着。蚕供養が始まりました。
 蚕供養の後、バッタンバン大学の学生たちはプレアコーの前で、森本さんと記念写真。


2015-03-12

「蚕まつり2015」レポート(その4)前夜祭~第2部

 夕食を挟んで、第2部のスタートです。
 まずは、子どもたちのダンシング。皆、ハジケています。なかには、自分で考えたのか、独自のフリをする子もいます。出場者には、ぬいぐるみとお菓子がもらえるので、しり込みするわが子をステージに押しやる母親もいます。

 そして、シェムリアップで活動するバンド、MILOのライブです。今回、飛び入りのボーカル君のとても上手な「島唄」で、日本からの参加者は大盛り上がりでした。

 子どもたちが親に連れられて家路につき、MILOの演奏が終わる頃には、片付けや着替を終えたIKTTのスタッフたちも踊りの輪に加わります。「伝統の森」のゲストハウスに宿泊する日本からの参加者たちも加わり、さらに盛り上がります。

2015-03-11

「蚕まつり2015」レポート(その3)前夜祭~ファッションショー後半

 第3ステージでは、小さなモデルたちが登場しました。会場からも「かわいい」の声が聞こえます。動きがちょっとぎこちなく、緊張している子もいるようでした。

 続いて、第4ステージです。伝統的な着付けをベースにしつつも、斬新さが光ります。手引きの生糸を使って織り上げられたIKTTのシルクの美しさ、身にまとったときの美しさが堪能できます。

 第5ステージでは、森本さんの着付けのアイデアが披露されます。ハサミを入れずに、いかに布を生かし、魅せるか。年を追うごとにハードルも上がりますが、本人はそれも楽しんでいるようです。
 そして、出演者全員が舞台に並んでのフィナーレです。今回のBGMは、マドンナの「Crazy For You」でした。

2015-03-10

「蚕まつり2015」レポート(その2)前夜祭~ファッションショー前半

 16時すぎ、予定より1時間ほど遅れて「蚕まつり2015」の前夜祭が始まりました。オープニングアクトを務めるアプサラダンスチームと、主賓となるアンコールトム郡の郡長の到着を待ってのスタートです。
 村長トオルさんの開会の辞に続き、森本さんの挨拶、アンコールトム郡の郡長の祝辞と続きます。そして、オープニングのアプサラダンスが始まりました。

 第1ステージは、ヤシの葉で鳥を模したチャープという飾り物と、白い花を盛った器を掲げて先導する2人に続き、竿に吊るしたピダンを掲げた女性たちが登場しました。陽光の下でピダンがゆらめくと、その輝きがいっそう増します。
 第2ステージは、男衆の登場です。楽器や酒器を持ってステージを練り歩きます。

2015-03-09

「蚕まつり2015」レポート(その1)準備編

 3月7日の朝いちばんに始まったのは、ステージの仕上げとライティングの設営でした。今回、ステージの後ろに葉を広げたバナナが並び(より正確には、バナナが並んで植えられている前にステージが設置されたのであって、ステージに合わせてバナナの鉢植えを並べたわけではありません)、その後ろに白い布が間隔を空けて垂れ下がるという舞台セットになりました。まさに、自然の中のステージです。
 シェムリアップのスタッフたちも、次々とバイクで到着。やがて、PAと客席の設営も完了しました。
 森本さんのデスクのある高床式家屋の階下では、野菜の下ごしらえが始まりました。ニンジンを切り、ネギを刻み、トウガラシを砕き、モヤシのヒゲ取りなど、400人近い夕食の準備です。


 シェムリアップで美容室Hair Salon Aを経営するAKIさんも到着。昨年に続き、ファッションショーのためのヘアメイクをお手伝いいただきます。今回は、日本からIBVA(NPO国際美容ボランティア協会)のメンバーも参加し、さらにパワーアップ。AKIさん、そしてIBVAの皆さん、ありがとうございました。

2015-03-08

松本からの訪問者

 信州まつもと空港からシェムリアップへの直行便(チャーター便)によるアンコールワット遺跡観光ツアーが催行され、ツアーに参加された松本市の池田六之助さんをはじめとする織物好きのみなさんが「伝統の森」を訪れました。
 布に興味のある方たちとの話は、どんどん広がっていきます。なごやかな語り口ながら、たくさんの貴重な布を前に、森本さんの話も尽きることがありません。