【ステージ1】
さて、いよいよ「蚕まつり2010」前夜祭のメインイベントとなる、IKTTのファッションショーの幕開けです。
まずは、チャーップという、ヤシの葉で作ったたくさんの小鳥をつけた飾り物を手に持った女性と、生糸と蘭の花を盛ったかごを手にした女性が並んで登場します。
その後には、竹棹に吊るしたピダン(絵絣)を捧げ持った女性たちが続きます。
たくさんのライトを浴びた、ピダンの美しさに目を奪われます。普段であれば、壁面に飾られているため動きのないピダンですが、ステージ上ではさまざまな角度から光が当たり、そしてそれが揺れるため、手織りシルクならではの光沢感がいっそう際立ってみえます。
【ステージ2】
次のステージは、婚礼の行列をイメージしたものです。
サンポット・ホール(絣布の巻きスカート)と、レースやビーズで飾りつけたブラウス着用が、基本のいでたちです。現在のカンボジアでの、オーソドックスな場での正装といったところでしょうか。
最後に登場したのは、ひとつの家族のようです。母親と子どもが3人、なぜか父親は登場しません。
【ステージ3】
続いては、男衆の登場です。
昨年と同じく、おのおのが酒器や楽器を手にして、ステージの上を練り歩いていきます。
昨年、肩に掛けていたパムアンの布は、大判のピダンの布になりました。(続く)
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