ご紹介が遅くなりましたが、11月19日付の「公明新聞」文化欄に、森本さんの「甦るクメールの森 伝統の織物」が掲載されました(文化欄ご担当から許可をいただき掲載いたします)。
IKTT Japanは、長い戦乱で失われつつあったカンボジア独自のすばらしい伝統織物の復興をつうじて、人びとの暮らしと、それを支える自然環境の再生を目指し、カンボジアで活動を続ける現地NGO、IKTT(クメール伝統織物研究所)と、その創設者である故・森本喜久男の活動を支援するために発足した非営利任意団体です。 IKTT Japan Newsは、おもに日本国内でのIKTTに関するイベント情報やメディア掲載情報をお伝えしていきます。
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2010-12-27
2010-12-20
未来へのシルク
12月18日に配信されたメールマガジン「メコンにまかせ」(vol.241)で、森本さんは、日本の養蚕農家への提言を記しました。それに対して、すぐにtwitterで反応された方や、ご自身のブログで紹介された方がいらっしゃったようです。
19日付でアップロードされた映像(「伝統の森」での座繰りの様子)にあるとおり、毎日のように「伝統の森」で、蚕の繭からの、シルクの座繰り作業を目にしている本人からの発言ですので、さすがに重みがあります。少々長いですが、以下、再掲します。
●未来へのシルク
日本では養蚕農家の廃業が話題となっていると聞く。数百年、数千年の伝統が途絶えようとしているのだから、それは大変な出来事である。しかし、養蚕農家への補助金が打ち切られることで途絶える養蚕業のあり方そのものが、もう一度問われなければならない。
わたしたちIKTTは、この15年のあいだ、20数年の内戦を経て途絶えかけていたカンボジアの養蚕業の再興とクメールシルクの復興を願って、活動を続けてきた。中国などで大量に生産されたマシンメイドのシルクではない、ヒューマンメイドのカンボジアシルク。在来品種を手引きした質の高いシルクのよさが見直され、需要が出てきている。そのため、ここ数年カンボジアでは、常に生糸の供給不足の状態が続いている。
低賃金による安い生産コストを背景に、世界のシルク市場を制覇してきた中国は、最近、投機的な流れも含みながら輸出価格を倍に跳ね上げようとしている。そのなかで、あえて、わたしは日本の心ある養蚕農家を潰してはいけないと、と強く思うようになった。
これまでの、農家が繭を生産して企業に販売するという従来の流通形態ではなく、米を農家が自家販売するように、糸を売る。それも機械繰糸ではなく、座操りと呼ばれる手引きで糸をひく。機械で引いた糸と、手で引いた糸には、その手間以上に明らかな違いがある。それは、機械で一律に繭から引かれるのではないテンションが糸にかかることで、しなやかな糸を生み出す。その糸を、農家は問屋や商社に卸してはいけない。直販、織り手や編み物をしている人たちに直接販売すればいい。そういう需要者との契約生産でもいい、それも可能なはず。価格も、十分採算が取れる利益を得ることができる。それは、農家が直販する米、新潟の「ササニシキ」と同じである。
そのためには、これまでのような商社が指定した品種ではない、大量生産の機械向きではない良質の蚕の品種を選ばなければならない。幸いにも、現在の日本には、そうした品種が保存されている。昔の日本の農家では、納める以外の繭を自家用に手引きし、布を織っていた。納められない屑繭から、紬と呼ばれる糸を生み出していた。それは、知恵であり経験であり、文化と呼べる。
幸いなことに、今であれば、そんな経験を持つ70代、80代の年配の女性が生きておられる。ときには、養老院におられるかもしれない。そんな方々を養老院から出てきていただき、孫に小遣いを上げる気持ちで、繭から糸を引いていただく。それを直販すれば、シルクのササニシキとして、これまでの価格の数倍の収益があるはずである。そうすれば、それを学びたい若い人たちも仕事として、やりたいという人が出てくるはず。
そのとき、もうひとつのアイデアは、たとえば、障害者の作業所のようなところで、養蚕をやり、糸を引く、という事業を始められたらよいと思う。これまでであれば、利益率の低い、洗濯バサミ作りのようなわずかな収益を上げる仕事が主だったはず。そうではなく、手のかかる、しかし、それに見合った収益を上げることができる養蚕と生糸の生産には将来性があり、作業所のような環境がプラスに転換すると思える。それは、シルクの新しい未来である。
生産とその生産形態と、生産物とその流通を見直す。これまでの大量消費を美とする社会通念から、適正な生産と消費とその流通を見直す、それがこれからの時代の美である。ゴミを生み出す社会のシステムや価値観は、もう十分なはず。適正の基準をどこに置くかという課題はこれからの検討に委ねるとして、人間が自然と共生していく社会が必要なことは明白である。社会の総生産量、エネルギーが極力ゴミとならないようにすることで、もっとゆとりのある社会が形成できるはずである。
もう20年ほど前の話だが、アパレル業界の方に、このシルクは10年は持ちますし、使ううちに風合いもよくなるんですよと説明したことがある。すると、その担当の方ははっきりと「そんな必要はないのです」と言われた。2~3年で新しいものに買い換えていってもらったほうが売る側としてはよいわけで、だから10年も持つ必要はないのだ、と。そのための流行だし、ファッションなのだから、と。
日本のキモノは、昔はお母さんから娘さんへ、そして時に孫へ。と伝えられ使われてきたものだった。ところが、最近のシルクは弱いのが当たり前。水での自家洗濯もできない。昔ならば、家で洗い張りを普通にしていた物が、今ではドライクリーニングだけ、そしてパール加工などという防水加工をしなければ使えない衣類になってしまった。呉服屋さんが、最近のキモノは素材のシルクが弱くて昔のように汚れてもシミ抜きができなくなっているといわれる。シミ抜きをするために擦るとそこに穴があくんです、と。ほんとうに驚きである。シルクは弱い物、それが今や新しい常識となっている。
しかし、そんな弱くなったシルクの常識をもう一度変えていくことが、日本の養蚕農家のこれからの仕事にかかっている。季節の変化の中で、天然素材としてのシルク本来のよさが、夏には夏の、冬には冬の花鳥風月が、もう一度知られていくようなキモノを産み出していかないと、日本の美、キモノ文化も、ゴミとなっていかざるを得ない。
【以上、メールマガジン「メコンにまかせ」掲載記事から再掲】
※メールマガジン「メコンにまかせ」の講読は、こちらからお申し込みください(講読無料)。
19日付でアップロードされた映像(「伝統の森」での座繰りの様子)にあるとおり、毎日のように「伝統の森」で、蚕の繭からの、シルクの座繰り作業を目にしている本人からの発言ですので、さすがに重みがあります。少々長いですが、以下、再掲します。
●未来へのシルク
日本では養蚕農家の廃業が話題となっていると聞く。数百年、数千年の伝統が途絶えようとしているのだから、それは大変な出来事である。しかし、養蚕農家への補助金が打ち切られることで途絶える養蚕業のあり方そのものが、もう一度問われなければならない。
わたしたちIKTTは、この15年のあいだ、20数年の内戦を経て途絶えかけていたカンボジアの養蚕業の再興とクメールシルクの復興を願って、活動を続けてきた。中国などで大量に生産されたマシンメイドのシルクではない、ヒューマンメイドのカンボジアシルク。在来品種を手引きした質の高いシルクのよさが見直され、需要が出てきている。そのため、ここ数年カンボジアでは、常に生糸の供給不足の状態が続いている。
低賃金による安い生産コストを背景に、世界のシルク市場を制覇してきた中国は、最近、投機的な流れも含みながら輸出価格を倍に跳ね上げようとしている。そのなかで、あえて、わたしは日本の心ある養蚕農家を潰してはいけないと、と強く思うようになった。
これまでの、農家が繭を生産して企業に販売するという従来の流通形態ではなく、米を農家が自家販売するように、糸を売る。それも機械繰糸ではなく、座操りと呼ばれる手引きで糸をひく。機械で引いた糸と、手で引いた糸には、その手間以上に明らかな違いがある。それは、機械で一律に繭から引かれるのではないテンションが糸にかかることで、しなやかな糸を生み出す。その糸を、農家は問屋や商社に卸してはいけない。直販、織り手や編み物をしている人たちに直接販売すればいい。そういう需要者との契約生産でもいい、それも可能なはず。価格も、十分採算が取れる利益を得ることができる。それは、農家が直販する米、新潟の「ササニシキ」と同じである。
そのためには、これまでのような商社が指定した品種ではない、大量生産の機械向きではない良質の蚕の品種を選ばなければならない。幸いにも、現在の日本には、そうした品種が保存されている。昔の日本の農家では、納める以外の繭を自家用に手引きし、布を織っていた。納められない屑繭から、紬と呼ばれる糸を生み出していた。それは、知恵であり経験であり、文化と呼べる。
幸いなことに、今であれば、そんな経験を持つ70代、80代の年配の女性が生きておられる。ときには、養老院におられるかもしれない。そんな方々を養老院から出てきていただき、孫に小遣いを上げる気持ちで、繭から糸を引いていただく。それを直販すれば、シルクのササニシキとして、これまでの価格の数倍の収益があるはずである。そうすれば、それを学びたい若い人たちも仕事として、やりたいという人が出てくるはず。
そのとき、もうひとつのアイデアは、たとえば、障害者の作業所のようなところで、養蚕をやり、糸を引く、という事業を始められたらよいと思う。これまでであれば、利益率の低い、洗濯バサミ作りのようなわずかな収益を上げる仕事が主だったはず。そうではなく、手のかかる、しかし、それに見合った収益を上げることができる養蚕と生糸の生産には将来性があり、作業所のような環境がプラスに転換すると思える。それは、シルクの新しい未来である。
生産とその生産形態と、生産物とその流通を見直す。これまでの大量消費を美とする社会通念から、適正な生産と消費とその流通を見直す、それがこれからの時代の美である。ゴミを生み出す社会のシステムや価値観は、もう十分なはず。適正の基準をどこに置くかという課題はこれからの検討に委ねるとして、人間が自然と共生していく社会が必要なことは明白である。社会の総生産量、エネルギーが極力ゴミとならないようにすることで、もっとゆとりのある社会が形成できるはずである。
もう20年ほど前の話だが、アパレル業界の方に、このシルクは10年は持ちますし、使ううちに風合いもよくなるんですよと説明したことがある。すると、その担当の方ははっきりと「そんな必要はないのです」と言われた。2~3年で新しいものに買い換えていってもらったほうが売る側としてはよいわけで、だから10年も持つ必要はないのだ、と。そのための流行だし、ファッションなのだから、と。
日本のキモノは、昔はお母さんから娘さんへ、そして時に孫へ。と伝えられ使われてきたものだった。ところが、最近のシルクは弱いのが当たり前。水での自家洗濯もできない。昔ならば、家で洗い張りを普通にしていた物が、今ではドライクリーニングだけ、そしてパール加工などという防水加工をしなければ使えない衣類になってしまった。呉服屋さんが、最近のキモノは素材のシルクが弱くて昔のように汚れてもシミ抜きができなくなっているといわれる。シミ抜きをするために擦るとそこに穴があくんです、と。ほんとうに驚きである。シルクは弱い物、それが今や新しい常識となっている。
しかし、そんな弱くなったシルクの常識をもう一度変えていくことが、日本の養蚕農家のこれからの仕事にかかっている。季節の変化の中で、天然素材としてのシルク本来のよさが、夏には夏の、冬には冬の花鳥風月が、もう一度知られていくようなキモノを産み出していかないと、日本の美、キモノ文化も、ゴミとなっていかざるを得ない。
【以上、メールマガジン「メコンにまかせ」掲載記事から再掲】
※メールマガジン「メコンにまかせ」の講読は、こちらからお申し込みください(講読無料)。
2010-12-19
「伝統の森」での座繰りの様子
森本さんから、「伝統の森」での座繰りの様子の映像が届きました。
素焼きの壷で、黄金に輝く繭を煮てほぐし、生糸の糸口を集めてコロを使って引いていきます。
こうして引かれた生糸は、ゴミや節を取り除いたのち、バナナの灰で精練されて織り機にかけられる状態になり、括られ、さまざまな色に染められて、絣布に織り上げられます。
素焼きの壷で、黄金に輝く繭を煮てほぐし、生糸の糸口を集めてコロを使って引いていきます。
こうして引かれた生糸は、ゴミや節を取り除いたのち、バナナの灰で精練されて織り機にかけられる状態になり、括られ、さまざまな色に染められて、絣布に織り上げられます。
2010-12-18
1月24日、兵庫県香住「きもの おかだ」での報告会と展示販売のご案内
兵庫県美方郡香美町の「きもの おかだ」で、報告会とIKTTシルクの展示・販売を行ないます。
《とき》
1月24日(月)展示と販売14:00~20:00
報告会:14:00~15:00/19:00~20:00
《ところ》
きもの おかだ
兵庫県美方郡香美町香住区香住1560
TEL:0796-36-0737
《アクセス》
JR山陰本線香住駅より徒歩12分
《とき》
1月24日(月)展示と販売14:00~20:00
報告会:14:00~15:00/19:00~20:00
《ところ》
きもの おかだ
兵庫県美方郡香美町香住区香住1560
TEL:0796-36-0737
《アクセス》
JR山陰本線香住駅より徒歩12分
2010-12-16
1月23日、草津市市民交流プラザでの報告会と展示販売のご案内
草津市の市民交流プラザ(小会議室3)で、報告会「森本喜久男・現地からの報告」とカンボジア手織りシルクの展示・販売を行ないます。
《とき》
1月23日(日)展示と販売:13:30~16:30/報告会:14:00~
《ところ》
草津市 市民交流プラザ(小会議室3)
滋賀県草津市野路1-15-5 フェリエ南草津5F
TEL:077‐567‐355
《アクセス》
JR東海道本線(びわこ線)南草津駅東口より直結
《とき》
1月23日(日)展示と販売:13:30~16:30/報告会:14:00~
《ところ》
草津市 市民交流プラザ(小会議室3)
滋賀県草津市野路1-15-5 フェリエ南草津5F
TEL:077‐567‐355
《アクセス》
JR東海道本線(びわこ線)南草津駅東口より直結
2010-12-15
1月22日(夜)、京都「ほんやら洞」での報告会と展示販売のご案内
京都・今出川通にある喫茶店「ほんやら洞」で、森本さんの報告会を行ないます(ワンドリンクのオーダーをお願いします)。会場では、IKTTシルクの展示販売も行ないます。
《とき》
1月22日(土)
展示と販売:17:30~20:00/報告会:18:00~
《ところ》
ほんやら洞
京都市上京区今出川通寺町西入大原口町229
TEL:075-222-1574
《アクセス》
地下鉄烏丸線・今出川駅下車、徒歩5分
京阪電鉄・出町柳駅下車、徒歩5分
より大きな地図で ほんやら洞 を表示
なお、会場準備の都合もあり、参加希望される方は eti_mori6_2@yahoo.co.jp まで、メールでお申し込みいただければ幸いです(@を半角に変換してご送信ください)。
《とき》
1月22日(土)
展示と販売:17:30~20:00/報告会:18:00~
《ところ》
ほんやら洞
京都市上京区今出川通寺町西入大原口町229
TEL:075-222-1574
《アクセス》
地下鉄烏丸線・今出川駅下車、徒歩5分
京阪電鉄・出町柳駅下車、徒歩5分
より大きな地図で ほんやら洞 を表示
なお、会場準備の都合もあり、参加希望される方は eti_mori6_2@yahoo.co.jp まで、メールでお申し込みいただければ幸いです(@を半角に変換してご送信ください)。
2010-12-14
1月22日(午後)、立命館大学での講演会のご案内
2011年1月18日(火)より1月23日(日)まで、立命館大学国際平和ミュージアムで開催される、内藤順司氏による写真展「甦るカンボジア―伝統織物の復興が、“暮らし”と“森”の再生に至るまで」にあわせて森本さんも一時帰国し、1月22日(土)に、同じく立命館大学国際平和ミュージアムで講演会を行ないます(入場無料)。
今回の講演会は、内藤順司氏の写真展と同様に、立命館大学グローバルCEOプログラム「生存学」創生拠点、立命館大学生存学研究センターのご協力のもと、実現の運びとなりました。関係者のみなさま、ほんとうにありがとうございました。
《と き》
【講演会】1月22日(土)14:00~
《ところ》
国際平和ミュージアム 中野記念ホール
《会場アクセス》
JR京都駅より市バス50にて「立命館大学前」下車、徒歩5分(アクセス詳細)
今回の講演会は、内藤順司氏の写真展と同様に、立命館大学グローバルCEOプログラム「生存学」創生拠点、立命館大学生存学研究センターのご協力のもと、実現の運びとなりました。関係者のみなさま、ほんとうにありがとうございました。
《と き》
【講演会】1月22日(土)14:00~
《ところ》
国際平和ミュージアム 中野記念ホール
《会場アクセス》
JR京都駅より市バス50にて「立命館大学前」下車、徒歩5分(アクセス詳細)
2010-12-13
立命館大学国際平和ミュージアム・内藤順司写真展&講演会のご案内
2011年1月18日(火)より1月23日(日)まで、立命館大学国際平和ミュージアム1階中野記念ホールにおいて、フォトグラファー内藤順司氏による写真展「甦るカンボジア――伝統織物の復興が、“暮らし”と“森”の再生に至るまで」が開催されます(入場無料)。
この写真展は、2月に東京広尾のJICA地球ひろばで開催された内藤順司写真展「甦るカンボジア」の大学巡回展という位置づけで、帝塚山大学、茨城キリスト教大学、北星学園大学での写真展に続く、第4弾となります。
また、今回の展示では、内藤氏の写真に加え、カンボジアの伝統的な絹絣も展示される予定です。
この写真展に先立ち、1月16日(日)には、内藤順司氏の講演会「私はなぜ、海外で活躍する日本人を撮るのか?」も開催されます(こちらも入場無料)。
今回の写真展は、立命館大学グローバルCEOプログラム「生存学」創生拠点、立命館大学生存学研究センターのご協力のもと、実現の運びとなりました。さまざまなご調整にご尽力いいただいた関係者のみなさま、ほんとうにありがとうございました。
《と き》
【講演会】1月16日(日)14:00~
【写真展】1月18日(火)~1月23日(日)
9:30~16:30(入館は16時まで) ともに入場無料 ※月曜日は休館
《ところ》
国際平和ミュージアム 中野記念ホール
《会場アクセス》
JR京都駅より市バス50にて「立命館大学前」下車、徒歩5分(アクセス詳細)
この写真展は、2月に東京広尾のJICA地球ひろばで開催された内藤順司写真展「甦るカンボジア」の大学巡回展という位置づけで、帝塚山大学、茨城キリスト教大学、北星学園大学での写真展に続く、第4弾となります。
また、今回の展示では、内藤氏の写真に加え、カンボジアの伝統的な絹絣も展示される予定です。
この写真展に先立ち、1月16日(日)には、内藤順司氏の講演会「私はなぜ、海外で活躍する日本人を撮るのか?」も開催されます(こちらも入場無料)。
今回の写真展は、立命館大学グローバルCEOプログラム「生存学」創生拠点、立命館大学生存学研究センターのご協力のもと、実現の運びとなりました。さまざまなご調整にご尽力いいただいた関係者のみなさま、ほんとうにありがとうございました。
《と き》
【講演会】1月16日(日)14:00~
【写真展】1月18日(火)~1月23日(日)
9:30~16:30(入館は16時まで) ともに入場無料 ※月曜日は休館
《ところ》
国際平和ミュージアム 中野記念ホール
《会場アクセス》
JR京都駅より市バス50にて「立命館大学前」下車、徒歩5分(アクセス詳細)
2010-12-04
山田隆量「悠かなる大地 カンボジア」日本画展のご紹介
12月22日(水)から28日(火)まで、大丸東京店10階 美術画廊において、日本画家の山田隆量氏による「悠かなる大地 カンボジア」日本画展が開催されます。
山田隆量氏は、2008年にプノンペン王立芸術大学の客員教授に就任され、現在は年に3回の集中講義を行なっていらっしゃいます。しかし、カンボジアを初めて訪れたのは1994年とのことです。そして、森本さんとの出会いは、1999年にシェムリアップ川のほとりでスケッチをしようとしたのが、IKTTのすぐ前だったことから、とのこと。
なお、12月23日の午後2時からは、ゲストにペン・セタリンさんをお迎えして、山田隆量氏のギャラリートークが開催されます。
と き:12月22日(水)~12月28日(火)
10:00~20:00
ところ:大丸東京店10階美術画廊
東京都千代田区丸の内1-9-1
〔アクセス・駐車場案内はこちら〕
問い合わせ先::03-3212-8011(代表)
後援:在日本カンボジア王国大使館・在名古屋カンボジア王国名誉領事館
山田隆量氏は、2008年にプノンペン王立芸術大学の客員教授に就任され、現在は年に3回の集中講義を行なっていらっしゃいます。しかし、カンボジアを初めて訪れたのは1994年とのことです。そして、森本さんとの出会いは、1999年にシェムリアップ川のほとりでスケッチをしようとしたのが、IKTTのすぐ前だったことから、とのこと。
なお、12月23日の午後2時からは、ゲストにペン・セタリンさんをお迎えして、山田隆量氏のギャラリートークが開催されます。
と き:12月22日(水)~12月28日(火)
10:00~20:00
ところ:大丸東京店10階美術画廊
東京都千代田区丸の内1-9-1
〔アクセス・駐車場案内はこちら〕
問い合わせ先::03-3212-8011(代表)
後援:在日本カンボジア王国大使館・在名古屋カンボジア王国名誉領事館
2010-11-30
大分県立芸術会館で「世界遺産アンコールワット展」まもなく開催
12月11日(土)より、大分県立芸術会館で「世界遺産 アンコールワット展」が開催されます。
ジャヤヴァルマン七世の尊顔や、ラクシュミー(吉祥天)像をはじめとするプノンペン国立博物館所蔵の仏像に加え、上智大学調査チームがバンテアイ・クデイで発掘した仏像(シハヌーク・イオン博物館所蔵)などが公開されます。会期は1月18日(月)までです。
観覧料:一般・大学生1,200円/高校生800円/中学生以下無料(前売は各200円引)
住所:大分県大分市牧緑町1-61 大分県立芸術会館
アクセス:JR日豊本線・牧駅下車徒歩約5分、またはJR大分駅からタクシーで約10分
問合せ先:TEL.097-553-2509 OBS事業部(月~金 9:00~17:30)
ジャヤヴァルマン七世の尊顔や、ラクシュミー(吉祥天)像をはじめとするプノンペン国立博物館所蔵の仏像に加え、上智大学調査チームがバンテアイ・クデイで発掘した仏像(シハヌーク・イオン博物館所蔵)などが公開されます。会期は1月18日(月)までです。
観覧料:一般・大学生1,200円/高校生800円/中学生以下無料(前売は各200円引)
住所:大分県大分市牧緑町1-61 大分県立芸術会館
アクセス:JR日豊本線・牧駅下車徒歩約5分、またはJR大分駅からタクシーで約10分
問合せ先:TEL.097-553-2509 OBS事業部(月~金 9:00~17:30)
2010-11-24
11月27日、岡山県高梁市での国際理解市民講座のご紹介
11月27日、岡山県高梁市で開催される国際理解市民講座で、キャスター/リポーターの中村容子さんが「わたしが見た!!日本の国際協力」と題して講演されます。
講演では、おもにご自身が実際に訪ねたことのあるカンボジアとミャンマーでの見聞を中心にお話を進めるとのことで、カンボジアの事例のひとつとして、森本さんとIKTTの活動についても触れられる予定とのことです。
この国際理解市民講座は、入場無料、ただし定員100名の事前申し込み制とのことです。
参加申し込みは、岡山県国際交流協会企画班(電話:086-256-2917、ファクシミリ:086-256-2006)まで、氏名・住所・年齢・電話番号をお知らせのうえ、お申し込みください。なお、受付時間は9時~17時までとのことです。
講演では、おもにご自身が実際に訪ねたことのあるカンボジアとミャンマーでの見聞を中心にお話を進めるとのことで、カンボジアの事例のひとつとして、森本さんとIKTTの活動についても触れられる予定とのことです。
この国際理解市民講座は、入場無料、ただし定員100名の事前申し込み制とのことです。
参加申し込みは、岡山県国際交流協会企画班(電話:086-256-2917、ファクシミリ:086-256-2006)まで、氏名・住所・年齢・電話番号をお知らせのうえ、お申し込みください。なお、受付時間は9時~17時までとのことです。
2010-11-22
11月25日、富山大学での講演会のご案内
直前のご案内で恐縮です。富山大学高岡キャンパスでの森本さんの講演会ならびにフリーディスカッションは、学外からの一般参加も可能です。ぜひともご参加ください。
■森本喜久男氏 講演会「蘇るクメールの森と伝統の織物」
【とき】
2010年11月25日(木)
13:00~14:30 フリーディスカッション
14:45~16:15 講演
【ところ】
富山大学 高岡キャンパス
住所:富山県高岡市二上町180
大会議室(フリーディスカッション会場)
B-212講義室(講演会場)
【アクセス】
バス:JR高岡駅から《加越能バス 富大高岡・二上団地・城光寺線》(4番乗り場)乗車約20分「富大高岡」下車、徒歩1分
市内電車:JR高岡駅前発《万葉線》乗車約16分「米島口(よねじまぐち)」下車、徒歩約20分
タクシー:JR高岡駅から約10分
【内容】(主催者からのメッセージ)
森本喜久男氏は、カンボジアのシエムリアプにおいてIKTT(Institute for Khmer Traditional Textilesクメール伝統織物研究所)を運営し、伝統染織物の復興と再生に取り組み、さらに伝統織物の材料を育てる森の再生を手がけ、作り手の人々の仕事と暮らしをはぐくむ自然環境と生活に立脚した地域づくりにも貢献する、独自の取り組みを推進されてきました。
この度「伝統技能の知財保護と現代化について」取り組むTRECプロジェクトの主催で森本氏をお招きし、カンボジアなどにおける活動についてご講演いただきます。また、伝統工芸関係者とのフリーディスカッションを行います。
TRECプロジェクト関係者に限らず、本学学生を中心に伝統工芸関係者など一般の方もご参加いただけます。
【問合わせ先】
電話:0766-25-9282(富山大学 TREC事務局 担当:肴倉)
■森本喜久男氏 講演会「蘇るクメールの森と伝統の織物」
【とき】
2010年11月25日(木)
13:00~14:30 フリーディスカッション
14:45~16:15 講演
【ところ】
富山大学 高岡キャンパス
住所:富山県高岡市二上町180
大会議室(フリーディスカッション会場)
B-212講義室(講演会場)
【アクセス】
バス:JR高岡駅から《加越能バス 富大高岡・二上団地・城光寺線》(4番乗り場)乗車約20分「富大高岡」下車、徒歩1分
市内電車:JR高岡駅前発《万葉線》乗車約16分「米島口(よねじまぐち)」下車、徒歩約20分
タクシー:JR高岡駅から約10分
【内容】(主催者からのメッセージ)
森本喜久男氏は、カンボジアのシエムリアプにおいてIKTT(Institute for Khmer Traditional Textilesクメール伝統織物研究所)を運営し、伝統染織物の復興と再生に取り組み、さらに伝統織物の材料を育てる森の再生を手がけ、作り手の人々の仕事と暮らしをはぐくむ自然環境と生活に立脚した地域づくりにも貢献する、独自の取り組みを推進されてきました。
この度「伝統技能の知財保護と現代化について」取り組むTRECプロジェクトの主催で森本氏をお招きし、カンボジアなどにおける活動についてご講演いただきます。また、伝統工芸関係者とのフリーディスカッションを行います。
TRECプロジェクト関係者に限らず、本学学生を中心に伝統工芸関係者など一般の方もご参加いただけます。
【問合わせ先】
電話:0766-25-9282(富山大学 TREC事務局 担当:肴倉)
2010-11-20
森本さんが「社会貢献者表彰」を受けました
さる11月16日(火)、森本さんは、公益財団法人社会貢献支援財団から「社会貢献者表彰」を受けました。平成22年度の表彰件数は、個人・団体を合わせ50件。表彰式典は、ANAインターコンチネンタルホテル東京で行われました。
今回の表彰対象には、スーダンで医療活動に従事するロシナンテスの川原尚行氏、カンボジアで活動する「かものはしプロジェクト」も選出されました。
左の写真は、表彰される森本さん。右の写真は、式典後に表彰者全員が揃っての記念撮影に臨む直前のスナップです。森本さんの左斜め後ろ2人目には、川原尚行氏も写っています。
今回の表彰対象には、スーダンで医療活動に従事するロシナンテスの川原尚行氏、カンボジアで活動する「かものはしプロジェクト」も選出されました。
左の写真は、表彰される森本さん。右の写真は、式典後に表彰者全員が揃っての記念撮影に臨む直前のスナップです。森本さんの左斜め後ろ2人目には、川原尚行氏も写っています。
2010-11-18
11月28日放送、BS日テレ「最高の休日!インドシナ浪漫紀行」
11月27日と28日の2日間、BS日テレで「最高の休日!インドシナ浪漫紀行」という紀行番組が放送されます。
27日はベトナムのホーチミンとベトナム南部が、そして28日はシエムリアップとアンコール遺跡が取り上げられるとのこと。そのなかで、IKTTの工房も紹介される予定です。ぜひともご覧ください。
11月27日(土)20:00~20:54 【第1夜】魅惑のホーチミン
11月28日(日)20:00~20:54 【第2夜】悠久のアンコール遺跡
27日はベトナムのホーチミンとベトナム南部が、そして28日はシエムリアップとアンコール遺跡が取り上げられるとのこと。そのなかで、IKTTの工房も紹介される予定です。ぜひともご覧ください。
11月27日(土)20:00~20:54 【第1夜】魅惑のホーチミン
11月28日(日)20:00~20:54 【第2夜】悠久のアンコール遺跡
2010-11-12
「IKTTカレンダー2011」発売開始です
おまたせしました。「IKTTカレンダー2011」が発売になりました。価格は1000円、A5判(上下に広げ、A4判サイズで使用)という仕様はこれまでと変わりません。
昨年に引き続き、フォトグラファー内藤順司さんに全面的なご協力をいただきました。今回は、“染め織りとともにある「伝統の森」の暮らし”がテーマです。
都内では、高円寺の茶房 高円寺書林、西荻窪の信愛書店での取り扱いも始まりました。
このカレンダーは、11月後半からの日本各地での報告会・展示会が予定されている、世田谷民家園(東京都世田谷区)・ぺんぎん館(名古屋)・大伊木町ふれあいセンター(各務原)・スペースたかつ(新潟)・法然院(京都)・バランストグロース特別セミナー(東京都中央区)・西荻地域区民センター(東京都杉並区)・金沢美術工芸大学(金沢)の各会場でもお求めになれます。
あいにくご来場いただけない方は、information@iktt.orgまでお問い合わせください〔@を半角に変換してご送信ください〕。
2010-11-10
11月18日(夜)、各務原での報告会のご案内
11月18日(木)の森本さんの報告会のスケジュールが決まりました。夜は、各務原市内の大伊木地区にある大伊木町ふれあいセンターで開催されます。
【とき】
2010年11月18日(木)
報告会:19時開始(20時終了予定)
※会場では、IKTTで織り上げられたシルクの展示と販売も行ないます。
【ところ】
各務原市 大伊木町ふれあいセンター(入場無料)
住所:各務原市鵜沼大伊木町5丁目166番地
アクセス:JR各務原駅発18:37のふれあいバス(西部鵜沼線/大伊木バス停下車)がご利用いただけます。
問合せ先:電話058-370-2081
※会場では、IKTTの布の展示と販売も行ないます。
【とき】
2010年11月18日(木)
報告会:19時開始(20時終了予定)
※会場では、IKTTで織り上げられたシルクの展示と販売も行ないます。
【ところ】
各務原市 大伊木町ふれあいセンター(入場無料)
住所:各務原市鵜沼大伊木町5丁目166番地
アクセス:JR各務原駅発18:37のふれあいバス(西部鵜沼線/大伊木バス停下車)がご利用いただけます。
問合せ先:電話058-370-2081
※会場では、IKTTの布の展示と販売も行ないます。
2010-11-09
11月18日(午後)、名古屋での報告会のご案内
11月18日(木)の森本さんの報告会のスケジュールが決まりました。この日の午後は、名古屋市内(中区)にある日本料理 ペンギン館(2F)で開催されます。
【とき】
2010年11月18日(木)
報告会:14時開始(15時30分終了予定)
※会場では、IKTTで織り上げられたシルクの展示と販売も行ないます。
【ところ】
日本料理 ペンギン館 2F(入場無料)
住所:名古屋市中区栄四丁目7-27 ホシザキビル
アクセス:地下鉄栄駅下車 (12番出口徒歩8分)
問合せ先:電話052-263-0010
※会場では、IKTTの布の展示と販売も行ないます。
【とき】
2010年11月18日(木)
報告会:14時開始(15時30分終了予定)
※会場では、IKTTで織り上げられたシルクの展示と販売も行ないます。
【ところ】
日本料理 ペンギン館 2F(入場無料)
住所:名古屋市中区栄四丁目7-27 ホシザキビル
アクセス:地下鉄栄駅下車 (12番出口徒歩8分)
問合せ先:電話052-263-0010
※会場では、IKTTの布の展示と販売も行ないます。
2010-11-03
IKTTのメールアドレスが変更されました
IKTTのメールアドレスが変更になりました。今後は、森本さんへのコンタクトも、このアドレス宛にお願いいたします。
【重要】メールアドレス変更のご案内
諸般の事情により、これまで使用しておりましたメールアドレスを変更いたしました。
今後はiktt.info@gmail.com〔@を半角に変換してご送信ください〕まで、ご連絡くださるようお願いいたします。
なお、ここ一週間くらいの間に、森本宛にメールをお送りいただいた皆様、たいへんお手数ですが、メール内容を確認できていない可能性がございますので、念のためiktt.info@gmail.comまで、再送していただけると助かります。
また、併せてお手元のアドレス帳の登録変更をお願いいたします。
【以上、11月3日付のメールマガジン「メコンにまかせ」より】
【重要】メールアドレス変更のご案内
諸般の事情により、これまで使用しておりましたメールアドレスを変更いたしました。
今後はiktt.info@gmail.com〔@を半角に変換してご送信ください〕まで、ご連絡くださるようお願いいたします。
なお、ここ一週間くらいの間に、森本宛にメールをお送りいただいた皆様、たいへんお手数ですが、メール内容を確認できていない可能性がございますので、念のためiktt.info@gmail.comまで、再送していただけると助かります。
また、併せてお手元のアドレス帳の登録変更をお願いいたします。
IKTT(クメール伝統織物研究所) 森本喜久男
【以上、11月3日付のメールマガジン「メコンにまかせ」より】
2010-10-25
10月22日付の「Radio Free Asia」で、IKTTの活動が取り上げられています
10月22日付の「Radio Free Asia (ラジオ・フリー・アジア)」のウェブニュース(英語版)で、「Silk Weavers Spinning New Wealth(織り手たちが生み出す新しい暮らし)」と題して、カンボジアにおける絹織物の制作に関する記事が掲載されています。
記事のなかで、具体的なインタビューに応えているのは、森本さんを始めとする「伝統の森」のスタッフたちがほとんどです。
記事のなかで、具体的なインタビューに応えているのは、森本さんを始めとする「伝統の森」のスタッフたちがほとんどです。
2010-10-23
11月24日、金沢美術工芸大学での講演会のご案内
■カンボジア シエムリアプの伝統織物と森の再生
【とき】
2010年11月24日(水)18:00~19:30
【ところ】
金沢美術工芸大学 大学院棟3階 第一教室
住所:石川県金沢市小立野5-11-1
アクセス:バス=JR金沢駅東口バスターミナル3番のりばから(東部車庫行・湯涌温泉行・駒帰行)、6番のりばから(田上住宅行)。JR金沢駅西口バスターミナル4番のりばから(東部車庫行)、ともに乗車時間約25分、「小立野」バス停下車(徒歩約8分)。/タクシー=JR金沢駅から約20分。
【内容】(主催者からのメッセージ)
森本喜久男氏は、1980年代より東南アジアにおいて伝統的染織物の調査と制作に関わってきました。近年はカンボジア・シエムリアプにおいてIKTT(クメール伝統織物研究所)を運営、伝統染織物の制作だけでなく、それらの材料を育てる森の再生を手がけ、地域づくりに貢献されています。
この度、金沢美術工芸大学国際交流センターと、アジア工芸教育交換プロジェクトは、森本氏が関わられてきた伝統織物制作と森の再生プロジェクトを通して、「手の記憶」によるものづくり、環境に根差したものづくりについて、お話を頂きます。
なお当日は、染織作品の展示と販売も行います。売上金は、森本氏主宰のIKTT(クメール伝統織物研究所)の活動に活かされます。入場無料。
※問い合わせ先:076-262-3531
(金沢美術工芸大学 国際交流センター/アジア工芸教育交換プロジェクト)
2010-10-20
11月23日、杉並区・西荻地域区民センターでの展示会・報告会のご案内
■森本喜久男報告会「シエムリアップ 現地からの報告2010」
【とき】
2010年11月23日(祝)
展示と販売:14時開場(20時終了)
報告会:〔午後の部〕14時30分開始(16時終了予定)
〔夜の部〕 18時開始(19時30分終了予定)
【ところ】
西荻地域区民センター 3F(JR西荻窪駅北口から徒歩15分)
住所:東京都杉並区桃井4-3-2
アクセス:JR西荻窪駅北口からバス(井荻駅行きまたは荻窪駅行き)
またはJR荻窪駅北口からバス(0番・1番乗り場から乗車)
※ともに「桃井4丁目」下車すぐ
【内容】
IKTT(クメール伝統織物研究所)代表の森本喜久男さんによる活動報告、ならびにIKTTで制作されたカンボジア絹織物の展示と販売(入場無料)。
※問い合わせ先:e-mail:nishikawa@iktt.org[@を半角に変換してご送信ください]
より大きな地図で 西荻地域区民センター を表示
2010-10-16
再び、クメール語小冊子『森の知恵』発行にむけて
10月15日に配信されたメールマガジン「メコンにまかせ」(vol.235)で、森本さんはクメール語小冊子『森の知恵』の発行に、ようやく目鼻がついたという報告をされています。以下、少々長いですが、「メコンにまかせ」から再掲します。
数年前のこと、わたしがこれまでに「メコンにまかせ」などのメイルニュースやホームページでIKTTの活動を紹介するために書いたものをクメール語に訳して、IKTTのスタッフに回覧板のように回し読みしてもらうことを思いついた。わたしの、クメール語の不十分さを補う意味でも、IKTTの活動をともに担っているみんなに、より深くそれぞれの仕事と役割を理解してほしいという思いがあった。
たとえば、藍染めの技術を習得した「伝統の森」の染め場のリーダーの女性には、自分の仕事の背景をより深く理解してほしいと思う。――長引く内戦下、カンボジア伝統の藍染めの技術は途絶えていた。少なくとも、1995年にわたしが調査した範囲では藍染めをしている村はなく、その後IKTTを設立してからもカンボジア各地を訪ねているが、伝統的な藍染めをやっている人には出会っていない。唯一、わたしが出会うことができたのは、かつて藍を建てていたという年配の男性であった。彼から直接、話を聞くことで、カンボジア伝統の藍染めがどんな植物で藍を建て、どんな道具を使い、どんなプロセスで準備されていたのか、それを知ることができた。
その後、何人もの協力と試行錯誤を経て、いまではその技術を、彼女は復元し実践するまでになっている。そのことの大切さを、彼女にも知ってほしいと思うのだ。それは、カンボジアの織物の伝統と文化、その誇りを取り戻すことにつながる。
こうした思いは、翻訳に熱心なスタッフに恵まれて、実現した。
サーカー君というIKTTで働きながら大学に通う青年、彼の英語力と積極性に支えられて始まったクメール語のIKTT内での回覧板づくり。しばらくして回し読みを読み終えたスタッフたちとやりとりをするうちに、当初思っていた以上に、このことの重要さに気がついた。それが、それを小冊子にまとめることを思い立ったきっかけだった。
クメール語の小冊子『森の知恵』の自費出版事業は、こうして始まった。そして、その表題は『森の知恵』。それは、現在シェムリアップ州アンコールトム郡で実現している新しい村づくり(伝統の森・再生計画)の英語の事業名Wisdom from the forestでもある。
そもそも、カンボジア国内にクメール語で出回っている書籍の数は多くない。カンボジアの伝統のすばらしさや、自然環境から学ぶことの重要性に言及するような内容の本は、もっと限られている。そうしたことを踏まえて、この小冊子をできる範囲で、無償でなるべく多くの若い人たちに配り、読んでもらえればと思うようになった。そのことは、昨年の7月、このメールマガジン「メコンにまかせ」で、はじめてお伝えした。
そして、この小冊子をできるだけひろく配布できるようにしたいと、日本の支援者の方々に協力を呼びかけ始めた。その告知を始めてから、とても多くの方々からのご賛同と、ご寄付のお申し出をいただくことができた。それゆえ、この本は日本のたくさんの友人からのプレゼントです、とあわせ伝えたいと思っている。
並行して、文章の選択と翻訳を進めた。IKTTのホームページにあるわたしの書いたものを、ほんとうに善意で英語に翻訳していただいている松岡さん。彼の英語の文章からクメール語への翻訳が始まった。
しかしその過程で、日本語と英語、そしてクメール語というそれぞれの表現の違いや、クメール語でその適切な言葉が翻訳しづらい言葉などの問題がいくつも出てきた。たとえば「ラックカイガラムシ」の説明として、「昔はレコード盤の原料として使われていた」という表現がある。しかし、わたしのまわりにいる若いカンボジア人のなかで、誰一人として、黒いレコード盤を見た者はいない。みんなが知っているのはCDやDVD。同じ、音楽を記録するための円盤とはいえ、CDではラックカイガラムシの説明はできない。やっと探し当てたレコード盤のクメール語表記を聞いても、それが何だか想像すらできない。そんな訂正をしながら翻訳は始まった。
そんな試行錯誤ともいえる作業もあり、ずいぶん時間が経ってしまった。
英語からの翻訳作業がようやく終わりに近づいた頃、「伝統の森」に滞在された日本の大学で学ばれた元留学生のかたに、クメール語の原稿に目を通していただく機会があった。一晩かかって読み終えた彼からは「このままでは誤解を持たれますから、本にしない方がいいですよ」と、はっきりと指摘された。そして、その説明を聞き納得してしまった。そのうえ、彼には、プノンペンで仕事を持たれている忙しいその時間を割いて、もう一度日本語からのクメール語の見直しをしていただいた。ほんとうに感謝というしかない。
さきごろ、この難関だった日本語とクメール語原稿のチェックも無事終わり、さらには出版にあたって、プリンセスからのお言葉もいただくことができた。そして、表紙用の写真には、「伝統の森」のなかに残されている大樹のひとつ、樹齢百年になるかもしれない大きな樹のある風景を撮ることができた。こうして、ようやく出版に至る準備も最終段階が見えてきた。一年以上かかったが、ようやく出版できるところまでこぎつけることができた。ご支援していただいた皆様、ほんとうにありがとうございました。あらためて、お礼申し上げます。
まもなく日本での、恒例ともいえる行商の旅が始まる。その一連の展示会・報告会を終え、帰国したところで印刷・製本に入り、年内にはなんとか完成させたいと思っております。
先日の「蚕まつり」の際にも、地元のテレビ局や新聞社などの取材を受けながら、本当に多くのカンボジアの人たちがIKTTの活動に理解と関心を持ち、声援を送っていただいているのだと強く感じた。これまでは、フランスやアメリカに暮らすカンボジア人の方から、それぞれの現地でテレビや新聞などでIKTTの紹介を目にして、感謝と声援をいただくことがあった。それがいまや、カンボジア国内での評価になりはじめているように思える。
その動きのなかで、あらためてクメール語での情報が不足していることを痛感しはじめていた。その意味でも、このクメール語版『森の知恵』の役割は大きなものとなる。
最近も「クメールアプサラ」というカンボジアの雑誌に「蚕まつり」が紹介された。そのなかで、敬虔な仏教徒が多いカンボジアで、蚕の命への感謝の気持ちを表した催しがIKTTの「伝統の森」で行なわれたと紹介された。養蚕をすることが、無益な殺生ではなく、繭から引かれた生糸が、多くの人たちの命を救っている、とも書かれており、それは古くからのカンボジアの伝統なのだと。
そんなIKTTの活動が、より深く、多くの人たちのなかで知られるようになっていってくれればと思う。それはこの小冊子の、もう一つの役割になるのかもしれない。
* クメール語版小冊子『森の知恵』の発行にあたり、昨年7月から、みなさまにご協力のお願いをしてまいりました。当初、この『森の知恵』の出版は、IKTTの自費で出せる範囲で、と考えておりました。しかし、できるだけたくさんのカンボジアの人たちに、このクメール語の小冊子『森の知恵』を届けたいという思いのなか、もし可能であれば、出版に必要な費用をみなさまのご支援・ご協力によって実現できれば、と考えるようになりました。
カンボジアの若い世代にこの本を届ける、その一助をここにお願い申し上げます。発行部数は、当初予定の1000部をクリアできました。みなさま、ありがとうございます。ただ、2000部の印刷が、1000部の印刷代の4割増で可能とのことなので、なんとか2000部を目指したいと考えています。
寄付金は、一口3000円から、とさせていただきます。なお、ご寄付をいただいた方々のお名前を、この小冊子の巻末に記載し、これは日本の方々からの贈り物であることを伝えたいと思っております。
お手数ですが、森本(iktt.info@gmail.com /@を半角に変換してご送信ください)までメールでローマ字でのお名前の表記と併せて、お申し込み口数と入金予定日のご連絡をいただきたく、ここにお願い申し上げます。折り返し、振込先のご案内を送らせていただきます。
【以上、メールマガジン「メコンにまかせ」掲載記事から抜粋】
※昨年7月の森本さんの「呼びかけ」については、このIKTT Japan Newsのなかにある2009年7月10日付の「クメール語小冊子『森の知恵』発行にむけて」をご覧ください。
※メールマガジン「メコンにまかせ」の講読は、こちらからお申し込みください(講読無料)。
※森本さんのメールアドレス変更に伴ない、文書中にあったメールアドレスを旧来のホットメールから、現在のグーグルメールに差し替えました(2010/11/7)。
文章
数年前のこと、わたしがこれまでに「メコンにまかせ」などのメイルニュースやホームページでIKTTの活動を紹介するために書いたものをクメール語に訳して、IKTTのスタッフに回覧板のように回し読みしてもらうことを思いついた。わたしの、クメール語の不十分さを補う意味でも、IKTTの活動をともに担っているみんなに、より深くそれぞれの仕事と役割を理解してほしいという思いがあった。
たとえば、藍染めの技術を習得した「伝統の森」の染め場のリーダーの女性には、自分の仕事の背景をより深く理解してほしいと思う。――長引く内戦下、カンボジア伝統の藍染めの技術は途絶えていた。少なくとも、1995年にわたしが調査した範囲では藍染めをしている村はなく、その後IKTTを設立してからもカンボジア各地を訪ねているが、伝統的な藍染めをやっている人には出会っていない。唯一、わたしが出会うことができたのは、かつて藍を建てていたという年配の男性であった。彼から直接、話を聞くことで、カンボジア伝統の藍染めがどんな植物で藍を建て、どんな道具を使い、どんなプロセスで準備されていたのか、それを知ることができた。
その後、何人もの協力と試行錯誤を経て、いまではその技術を、彼女は復元し実践するまでになっている。そのことの大切さを、彼女にも知ってほしいと思うのだ。それは、カンボジアの織物の伝統と文化、その誇りを取り戻すことにつながる。
こうした思いは、翻訳に熱心なスタッフに恵まれて、実現した。
サーカー君というIKTTで働きながら大学に通う青年、彼の英語力と積極性に支えられて始まったクメール語のIKTT内での回覧板づくり。しばらくして回し読みを読み終えたスタッフたちとやりとりをするうちに、当初思っていた以上に、このことの重要さに気がついた。それが、それを小冊子にまとめることを思い立ったきっかけだった。
クメール語の小冊子『森の知恵』の自費出版事業は、こうして始まった。そして、その表題は『森の知恵』。それは、現在シェムリアップ州アンコールトム郡で実現している新しい村づくり(伝統の森・再生計画)の英語の事業名Wisdom from the forestでもある。
そもそも、カンボジア国内にクメール語で出回っている書籍の数は多くない。カンボジアの伝統のすばらしさや、自然環境から学ぶことの重要性に言及するような内容の本は、もっと限られている。そうしたことを踏まえて、この小冊子をできる範囲で、無償でなるべく多くの若い人たちに配り、読んでもらえればと思うようになった。そのことは、昨年の7月、このメールマガジン「メコンにまかせ」で、はじめてお伝えした。
そして、この小冊子をできるだけひろく配布できるようにしたいと、日本の支援者の方々に協力を呼びかけ始めた。その告知を始めてから、とても多くの方々からのご賛同と、ご寄付のお申し出をいただくことができた。それゆえ、この本は日本のたくさんの友人からのプレゼントです、とあわせ伝えたいと思っている。
並行して、文章の選択と翻訳を進めた。IKTTのホームページにあるわたしの書いたものを、ほんとうに善意で英語に翻訳していただいている松岡さん。彼の英語の文章からクメール語への翻訳が始まった。
しかしその過程で、日本語と英語、そしてクメール語というそれぞれの表現の違いや、クメール語でその適切な言葉が翻訳しづらい言葉などの問題がいくつも出てきた。たとえば「ラックカイガラムシ」の説明として、「昔はレコード盤の原料として使われていた」という表現がある。しかし、わたしのまわりにいる若いカンボジア人のなかで、誰一人として、黒いレコード盤を見た者はいない。みんなが知っているのはCDやDVD。同じ、音楽を記録するための円盤とはいえ、CDではラックカイガラムシの説明はできない。やっと探し当てたレコード盤のクメール語表記を聞いても、それが何だか想像すらできない。そんな訂正をしながら翻訳は始まった。
そんな試行錯誤ともいえる作業もあり、ずいぶん時間が経ってしまった。
英語からの翻訳作業がようやく終わりに近づいた頃、「伝統の森」に滞在された日本の大学で学ばれた元留学生のかたに、クメール語の原稿に目を通していただく機会があった。一晩かかって読み終えた彼からは「このままでは誤解を持たれますから、本にしない方がいいですよ」と、はっきりと指摘された。そして、その説明を聞き納得してしまった。そのうえ、彼には、プノンペンで仕事を持たれている忙しいその時間を割いて、もう一度日本語からのクメール語の見直しをしていただいた。ほんとうに感謝というしかない。
さきごろ、この難関だった日本語とクメール語原稿のチェックも無事終わり、さらには出版にあたって、プリンセスからのお言葉もいただくことができた。そして、表紙用の写真には、「伝統の森」のなかに残されている大樹のひとつ、樹齢百年になるかもしれない大きな樹のある風景を撮ることができた。こうして、ようやく出版に至る準備も最終段階が見えてきた。一年以上かかったが、ようやく出版できるところまでこぎつけることができた。ご支援していただいた皆様、ほんとうにありがとうございました。あらためて、お礼申し上げます。
まもなく日本での、恒例ともいえる行商の旅が始まる。その一連の展示会・報告会を終え、帰国したところで印刷・製本に入り、年内にはなんとか完成させたいと思っております。
先日の「蚕まつり」の際にも、地元のテレビ局や新聞社などの取材を受けながら、本当に多くのカンボジアの人たちがIKTTの活動に理解と関心を持ち、声援を送っていただいているのだと強く感じた。これまでは、フランスやアメリカに暮らすカンボジア人の方から、それぞれの現地でテレビや新聞などでIKTTの紹介を目にして、感謝と声援をいただくことがあった。それがいまや、カンボジア国内での評価になりはじめているように思える。
その動きのなかで、あらためてクメール語での情報が不足していることを痛感しはじめていた。その意味でも、このクメール語版『森の知恵』の役割は大きなものとなる。
最近も「クメールアプサラ」というカンボジアの雑誌に「蚕まつり」が紹介された。そのなかで、敬虔な仏教徒が多いカンボジアで、蚕の命への感謝の気持ちを表した催しがIKTTの「伝統の森」で行なわれたと紹介された。養蚕をすることが、無益な殺生ではなく、繭から引かれた生糸が、多くの人たちの命を救っている、とも書かれており、それは古くからのカンボジアの伝統なのだと。
そんなIKTTの活動が、より深く、多くの人たちのなかで知られるようになっていってくれればと思う。それはこの小冊子の、もう一つの役割になるのかもしれない。
カンボジアの若い世代にこの本を届ける、その一助をここにお願い申し上げます。発行部数は、当初予定の1000部をクリアできました。みなさま、ありがとうございます。ただ、2000部の印刷が、1000部の印刷代の4割増で可能とのことなので、なんとか2000部を目指したいと考えています。
寄付金は、一口3000円から、とさせていただきます。なお、ご寄付をいただいた方々のお名前を、この小冊子の巻末に記載し、これは日本の方々からの贈り物であることを伝えたいと思っております。
お手数ですが、森本(iktt.info@gmail.com /@を半角に変換してご送信ください)までメールでローマ字でのお名前の表記と併せて、お申し込み口数と入金予定日のご連絡をいただきたく、ここにお願い申し上げます。折り返し、振込先のご案内を送らせていただきます。
「伝統の森」にて 森本喜久男
【以上、メールマガジン「メコンにまかせ」掲載記事から抜粋】
※昨年7月の森本さんの「呼びかけ」については、このIKTT Japan Newsのなかにある2009年7月10日付の「クメール語小冊子『森の知恵』発行にむけて」をご覧ください。
※メールマガジン「メコンにまかせ」の講読は、こちらからお申し込みください(講読無料)。
※森本さんのメールアドレス変更に伴ない、文書中にあったメールアドレスを旧来のホットメールから、現在のグーグルメールに差し替えました(2010/11/7)。
文章
2010-10-15
11月14日、世田谷区「民家園座学」講演会のご案内
世田谷区教育委員会主催の「民家園座学」で、森本さんの講演会が開催されます。事前申込制ですので、ご注意ください(人数が多い場合は抽選となるそうですが、区内在住・在勤・在学の方は優先されるそうです)。
民家園座学「クメールの心を甦らせる―カンボジアの「伝統の森」再生計画を通して」
【とき】
2010年11月14日(日)14時~
【ところ】
世田谷区立次大夫堀公園民家園(旧安藤家)
住所:世田谷区喜多見5-27-14
アクセス:小田急線成城学園前駅南口からバス(3番乗り場:二子玉川駅行き)
または東急田園都市線二子玉川駅からバス(4番乗り場:成城学園前駅行き)
※ともに「砧農協前」または「次大夫堀公園前」下車徒歩2分
【内容】
(主催者からのメッセージ)
カンボジアの伝統織物(クメールシルク)の復元を行なってきた森本喜久男氏より、現在行なっている新たなプロジェクト「伝統の森再生計画」を通して考える、伝統文化の復元と継承についてご講演いただきます。
【対象】
募集人数:50名(多い場合は抽選となります)
区内在住・在勤・在学者優先
申し込み方法:講演タイトル・名前・年齢・住所・連絡先を明記のうえ、往復ハガキで下記「問い合わせ先」まで郵送のこと。11月8日(月)必着。
問い合わせ先:世田谷区教育委員会 生涯学習・地域・学校連携課民家園係
〒157-0067 東京都世田谷区喜多見5-27-14
電話:03-3417-5911/ファクシミリ番号:03-3417-5961
民家園座学「クメールの心を甦らせる―カンボジアの「伝統の森」再生計画を通して」
【とき】
2010年11月14日(日)14時~
【ところ】
世田谷区立次大夫堀公園民家園(旧安藤家)
住所:世田谷区喜多見5-27-14
アクセス:小田急線成城学園前駅南口からバス(3番乗り場:二子玉川駅行き)
または東急田園都市線二子玉川駅からバス(4番乗り場:成城学園前駅行き)
※ともに「砧農協前」または「次大夫堀公園前」下車徒歩2分
【内容】
(主催者からのメッセージ)
カンボジアの伝統織物(クメールシルク)の復元を行なってきた森本喜久男氏より、現在行なっている新たなプロジェクト「伝統の森再生計画」を通して考える、伝統文化の復元と継承についてご講演いただきます。
【対象】
募集人数:50名(多い場合は抽選となります)
区内在住・在勤・在学者優先
申し込み方法:講演タイトル・名前・年齢・住所・連絡先を明記のうえ、往復ハガキで下記「問い合わせ先」まで郵送のこと。11月8日(月)必着。
問い合わせ先:世田谷区教育委員会 生涯学習・地域・学校連携課民家園係
〒157-0067 東京都世田谷区喜多見5-27-14
電話:03-3417-5911/ファクシミリ番号:03-3417-5961
2010-10-14
シエムリアップ川の氾濫
一昨日の夜半からの激しいスコールでシエムリアップ川が氾濫し、IKTTの作業場も冠水しているそうです。
昨日からの森本さんのツイッターでのつぶやきからすると、IKTTの前を流れるシェムリアップ川の水位が上がり、道路との区別がなくなり、道路を車が通るたびに波のような水が工房の敷地内にも入ってきているとのこと。それでも、昨年の大洪水の経験からなのか、皆それほど慌ててはいないようです。織り機はもちろんのこと、車やバイクなど水がついては困るものはすでに問題のないところに移し、準備万端のようです。
以下の写真は、左がIKTTの工房の前の道路の様子、右は仕事を終えて帰るお母さんと、増水した水のなかで遊ぶ子どもたちです(ツイッターにアップされた写真を再掲しています)。
昨日からの森本さんのツイッターでのつぶやきからすると、IKTTの前を流れるシェムリアップ川の水位が上がり、道路との区別がなくなり、道路を車が通るたびに波のような水が工房の敷地内にも入ってきているとのこと。それでも、昨年の大洪水の経験からなのか、皆それほど慌ててはいないようです。織り機はもちろんのこと、車やバイクなど水がついては困るものはすでに問題のないところに移し、準備万端のようです。
以下の写真は、左がIKTTの工房の前の道路の様子、右は仕事を終えて帰るお母さんと、増水した水のなかで遊ぶ子どもたちです(ツイッターにアップされた写真を再掲しています)。
2010-10-13
11月19-20日、新潟・スペースたかつ での展示会・報告会のご案内
新潟での展示会・報告会のスケジュールが決まりました。11月19日(金)と20日(土)の2日間です。森本さんの現地報告会は、20日(日)の午後2時からの予定です。
《甦れ、黄金の繭 カンボジア・心と技の染織展》
【とき】
展示と販売:11月19日(金)と20日(土)の2日間
10時30分~18時(ただし、初日の19日は12時から)
※森本さんの現地報告会は、20日(土)の午後2時より。
【ところ】
スペースたかつ
(ふれ愛古町/旧大和デパート 1F)
新潟市中央区古町道7番町
【アクセス】
新潟駅(万代口)よりバス約10分、タクシー約5分。
中央区古町(ふるまち)の新潟三越の斜め前。
【問い合わせ先】
新潟市中央区古町道7-943-2 亜左右(あそう) 宛
(午前11:30から午後6:30まで)
電話:025-229-5815(水曜休み)
《甦れ、黄金の繭 カンボジア・心と技の染織展》
【とき】
展示と販売:11月19日(金)と20日(土)の2日間
10時30分~18時(ただし、初日の19日は12時から)
※森本さんの現地報告会は、20日(土)の午後2時より。
【ところ】
スペースたかつ
(ふれ愛古町/旧大和デパート 1F)
新潟市中央区古町道7番町
【アクセス】
新潟駅(万代口)よりバス約10分、タクシー約5分。
中央区古町(ふるまち)の新潟三越の斜め前。
【問い合わせ先】
新潟市中央区古町道7-943-2 亜左右(あそう) 宛
(午前11:30から午後6:30まで)
電話:025-229-5815(水曜休み)
2010-10-11
11月22日、特別セミナー「社会起業家に学ぶ大きな変化を生み出すリーダシップ」のご案内
バランスト・グロース主催 Learning Community for Social Leadership特別セミナー
「社会起業家に学ぶ大きな変化を生み出すリーダーシップ~connect different!~」
【とき】
2010年11月22日(月)19時~21時(18:30受付開始)
【ところ】
住所:東京都中央区湊3-4-11 4030ビル5階 4030セミナーサイト
アクセス:東京メトロ有楽町線新富町駅7番出口から徒歩2分/東京メトロ日比谷線築地駅3番・4番出口から徒歩5分/東京メトロ日比谷線・JR八丁堀駅から徒歩6分
【内容】(セミナー主催者からのメッセージ)
カンボジアで絹織物を軸にした村づくりを通じて社会貢献を行っている、2人の社会起業家をお招きし、彼らのお話の中から「変化を起こすリーダーシップ」についてのヒントを見つけたいと思います。社会・組織・個人を問わず、ポジティブな変化を起こすことに興味をもっている方々、社会貢献活動にご興味のある方々のお越しをお待ちしています。
メインスピーカー:森本喜久男/サブスピーカー:水谷千絵
定員:50名
申し込み締め切り:11月17日(水)
参加費:3000円(税込)、事前申し込み(振込先はお申し込み後にご案内します)
お申し込み方法:バランスト・グロースのホームページよりお願いします。
「社会起業家に学ぶ大きな変化を生み出すリーダーシップ~connect different!~」
【とき】
2010年11月22日(月)19時~21時(18:30受付開始)
【ところ】
住所:東京都中央区湊3-4-11 4030ビル5階 4030セミナーサイト
アクセス:東京メトロ有楽町線新富町駅7番出口から徒歩2分/東京メトロ日比谷線築地駅3番・4番出口から徒歩5分/東京メトロ日比谷線・JR八丁堀駅から徒歩6分
【内容】(セミナー主催者からのメッセージ)
カンボジアで絹織物を軸にした村づくりを通じて社会貢献を行っている、2人の社会起業家をお招きし、彼らのお話の中から「変化を起こすリーダーシップ」についてのヒントを見つけたいと思います。社会・組織・個人を問わず、ポジティブな変化を起こすことに興味をもっている方々、社会貢献活動にご興味のある方々のお越しをお待ちしています。
メインスピーカー:森本喜久男/サブスピーカー:水谷千絵
定員:50名
申し込み締め切り:11月17日(水)
参加費:3000円(税込)、事前申し込み(振込先はお申し込み後にご案内します)
お申し込み方法:バランスト・グロースのホームページよりお願いします。
2010-10-09
10月24日、国士舘大学21世紀アジア学部祭のご紹介
10月24日(日)、国士舘大学町田キャンパスにおいて「21世紀アジア学部祭」が開催されます。そのメインイベントとなるのが、長年にわたって日本各地のドキュメンタリー映像を撮られてきた姫田忠義氏の講演と作品上映、そしてアジア各地を精力的に取材している写真家の大村次郷氏の講演と写真展です。
大村氏については、「伝統の森」へも何度も足を運び、森本さんの『カンボジア絹絣の世界』への写真提供を始め、「季刊 民族学」、「母の友」、「おしゃれ工房」などの誌面上で、IKTTを紹介していただいているのでご存知の方も多いと思います。
講演会は、13時から、姫田忠義氏の講演「私とアイヌ」、大村次郷氏の講演「私のなかのベトナム戦争」、そして両者の対談「私たちのアジア」と続きます。
また、当日は、大村次郷写真展「シルクロード文化点描」と、姫田忠義監督作品「西米良の焼畑」の上映会も並行して行なわれます。
大村氏については、「伝統の森」へも何度も足を運び、森本さんの『カンボジア絹絣の世界』への写真提供を始め、「季刊 民族学」、「母の友」、「おしゃれ工房」などの誌面上で、IKTTを紹介していただいているのでご存知の方も多いと思います。
講演会は、13時から、姫田忠義氏の講演「私とアイヌ」、大村次郷氏の講演「私のなかのベトナム戦争」、そして両者の対談「私たちのアジア」と続きます。
また、当日は、大村次郷写真展「シルクロード文化点描」と、姫田忠義監督作品「西米良の焼畑」の上映会も並行して行なわれます。
2010-10-04
11月19-21日、京都・法然院での展示会・報告会のご案内
恒例の、京都の法然院での展示会・報告会のスケジュールが決まりました。今年は11月19日(金)から21日(日)の3日間です。森本さんの現地報告会は、21日(日)の午後1時からの予定です。
【とき】
11月19日(金)から21日(日)まで(展示と販売)
10時~16時(ただし、初日の19日は12時から)
※森本さんの現地報告会は、21日(日)の午後1時より。
《森本喜久男・現地からの報告2010》
カンボジアの伝統織物と、それを担う人びとの暮らしを支える
“伝統の森”再生プロジェクト最新事情
【ところ】
法然院
京都市左京区鹿ヶ谷御所ノ段町(TEL:075-771-2420)
(京都駅から市バス5番 錦林車庫行 浄土寺下車 徒歩10分)
※この時期の京都は、紅葉の最盛期でもあり、市内の道路事情はたいへん混雑しております。十分な余裕をもって、お越しください。
より大きな地図で 法然院(入口) を表示
【とき】
11月19日(金)から21日(日)まで(展示と販売)
10時~16時(ただし、初日の19日は12時から)
※森本さんの現地報告会は、21日(日)の午後1時より。
《森本喜久男・現地からの報告2010》
カンボジアの伝統織物と、それを担う人びとの暮らしを支える
“伝統の森”再生プロジェクト最新事情
【ところ】
法然院
京都市左京区鹿ヶ谷御所ノ段町(TEL:075-771-2420)
(京都駅から市バス5番 錦林車庫行 浄土寺下車 徒歩10分)
※この時期の京都は、紅葉の最盛期でもあり、市内の道路事情はたいへん混雑しております。十分な余裕をもって、お越しください。
より大きな地図で 法然院(入口) を表示
2010-10-03
gooday1223さんのブログ「にじいろ*スケッチ in沖縄」のご紹介
「18か月間世界一周旅行」のなかの「子連れ出勤OKの仕事場」記事中のリンク先に、gooday1223さんのブログ「にじいろ*スケッチ in沖縄」の、カンボジア旅行記<7> ~クメール伝統織物研究所~(2005年6月)がありましたので、ご紹介します。
2010-09-30
ウェブサイト「18か月間世界一周旅行」のご紹介
2006年11月から2008年5月までかけて世界各地を旅した、いっちーとハッチさんの旅行記録ウェブサイト「18か月間世界一周旅行」で、シエムリアップにあるIKTTのショップの紹介が掲載されていますので、ご紹介します。
「18か月間世界一周旅行」のトップページから、[秘密のアドレス]→[アジアのアドレス]→[カンボジア]と進んでいっても、ご覧になることができます。
また、IKTTのショップ紹介以外にも、サイト内にある「ミュージカル・ジャーニー」のなかでの子連れ出勤OKの仕事場や、「ぶたびびと~旅する子ぶたの見聞録」でのカンボジアのとんこなどでも、IKTTのことが取り上げられています。
*
IKTTのことだけでなく、旅先でのさまざまな見聞をていねいに記録しているサイトなので、見ていて楽しいうえに、「世界一周」と気負った旅行ではなく、3泊4日程度の海外旅行の際にも、いろいろと参考になるような情報が得られるように思います。
「18か月間世界一周旅行」のトップページから、[秘密のアドレス]→[アジアのアドレス]→[カンボジア]と進んでいっても、ご覧になることができます。
また、IKTTのショップ紹介以外にも、サイト内にある「ミュージカル・ジャーニー」のなかでの子連れ出勤OKの仕事場や、「ぶたびびと~旅する子ぶたの見聞録」でのカンボジアのとんこなどでも、IKTTのことが取り上げられています。
*
IKTTのことだけでなく、旅先でのさまざまな見聞をていねいに記録しているサイトなので、見ていて楽しいうえに、「世界一周」と気負った旅行ではなく、3泊4日程度の海外旅行の際にも、いろいろと参考になるような情報が得られるように思います。
2010-09-28
「IKTTカレンダー2011」制作中
IKTT Japanでは、2006年にIKTTカレンダーの制作をはじめました。IKTTの活動を紹介しつつ、なおかつ販売収益によってIKTTの活動支援となるツールはないものかと考えた結果、カレンダーの制作・販売に取り組むことにしたのです。
IKTTのシルクをお求めいただいた方のなかには、インターネットやメールをなさらない方もいらっしゃいます。このIKTT Japan Newsにアクセスされていなければ、日々変化していく「伝統の森」の様子をご存じない方もいらっしゃると思います。そうした方々へカレンダーという印刷物で、IKTTの絣布や「伝統の森」の様子などをご紹介することもでき、またこのカレンダーをきっかけにして、IKTTの活動に興味を持たれる方もいるのではないかと考えてのことです。
2011年のカレンダーは、昨年に引き続き、フォトグラファー内藤順司さんに全面的なご協力をいただきました。内藤さんは、年内に再び「伝統の森」とIKTTの撮影取材に訪れる予定とうかがいました。来年以降の写真展にも、期待が高まります。
この「IKTTカレンダー2011」は、10月下旬には完成予定です(予価1,000円)。
都内では、例年どおり、神保町のアジア文庫、高円寺の茶房・高円寺書林、西荻窪の信愛書店さんなどに取り扱いをお願いする予定です。また、11月中旬以降、国内各地で開催される予定の展示会・報告会の会場でも販売いたします。
上記の各会場でお求めになれない方は、information@iktt.orgまでお問い合わせください〔@を半角に変換してご送信ください〕。
IKTTのシルクをお求めいただいた方のなかには、インターネットやメールをなさらない方もいらっしゃいます。このIKTT Japan Newsにアクセスされていなければ、日々変化していく「伝統の森」の様子をご存じない方もいらっしゃると思います。そうした方々へカレンダーという印刷物で、IKTTの絣布や「伝統の森」の様子などをご紹介することもでき、またこのカレンダーをきっかけにして、IKTTの活動に興味を持たれる方もいるのではないかと考えてのことです。
2011年のカレンダーは、昨年に引き続き、フォトグラファー内藤順司さんに全面的なご協力をいただきました。内藤さんは、年内に再び「伝統の森」とIKTTの撮影取材に訪れる予定とうかがいました。来年以降の写真展にも、期待が高まります。
この「IKTTカレンダー2011」は、10月下旬には完成予定です(予価1,000円)。
都内では、例年どおり、神保町のアジア文庫、高円寺の茶房・高円寺書林、西荻窪の信愛書店さんなどに取り扱いをお願いする予定です。また、11月中旬以降、国内各地で開催される予定の展示会・報告会の会場でも販売いたします。
上記の各会場でお求めになれない方は、information@iktt.orgまでお問い合わせください〔@を半角に変換してご送信ください〕。
2010-09-23
「アンコールの考古学-フランス極東学院写真資料展」のご案内
フランスでの写真展情報です。
パリ8区にある、セルヌスキ(チェルヌスキ、セルヌッシ)博物館(Musée Cernuschi)で、フランス極東学院(l'École française d'Extrême-Orient)が所蔵するアンコール遺跡群の写真資料が展示されています。
19世紀末から1960年にかけて撮影された写真が100点以上、たとえば植物に覆われた状態のアンコール・ワットの周壁の写真(1866年撮影)とか、ニャック・ポアンの池の中心にある中央祠堂にバニヤンの木の根が巻きつき祠堂の上に大きく枝葉を広げている写真(1933年撮影)など、かつての遺跡の状態が見て取れます。資料写真といえども、なかなか美しいものばかりです。会場では、フランスチームの遺跡修復に関するドキュメントフィルムも上映されています(52分、フランス語)。
このArchéologues à Angkor(アンコールの考古学-フランス極東学院写真資料展)は、2011年1月2日まで開催とのこと(Webサイトは残念ながらフランス語のみです)。
これから、フランスにお出かけの予定のある方はぜひとも、足を運んでみてください。
Musée Cernuschi
7, avenue Velasquez 75008 PARIS
"Archéologues à Angkor, archives photographiques de l'Ecole Française d'Extrême-Orient"
パリ8区にある、セルヌスキ(チェルヌスキ、セルヌッシ)博物館(Musée Cernuschi)で、フランス極東学院(l'École française d'Extrême-Orient)が所蔵するアンコール遺跡群の写真資料が展示されています。
19世紀末から1960年にかけて撮影された写真が100点以上、たとえば植物に覆われた状態のアンコール・ワットの周壁の写真(1866年撮影)とか、ニャック・ポアンの池の中心にある中央祠堂にバニヤンの木の根が巻きつき祠堂の上に大きく枝葉を広げている写真(1933年撮影)など、かつての遺跡の状態が見て取れます。資料写真といえども、なかなか美しいものばかりです。会場では、フランスチームの遺跡修復に関するドキュメントフィルムも上映されています(52分、フランス語)。
このArchéologues à Angkor(アンコールの考古学-フランス極東学院写真資料展)は、2011年1月2日まで開催とのこと(Webサイトは残念ながらフランス語のみです)。
これから、フランスにお出かけの予定のある方はぜひとも、足を運んでみてください。
Musée Cernuschi
7, avenue Velasquez 75008 PARIS
"Archéologues à Angkor, archives photographiques de l'Ecole Française d'Extrême-Orient"
2010-09-20
「蚕まつり2010」レポート(その5)蚕供養編
9月12日、「蚕まつり」当日の朝は、食事の準備に始まりました。
前の晩、ファッションショーを終えた後のステージで、遅くまで踊りまくっていた若者たちも、鶏をさばいたり、米を洗ったり、あるいは来客用テントの下の円卓テーブルを整えたりと、それぞれの持ち場で働いています。その様子を見ていて、森本さんはこう言いました。
「毎年やっているからだとは思うけれど、みんな作業の流れをわかっていて、どんどんテキパキ仕事が進んでいくんだ。ほら、ちゃんと全体を見回して、足りないものを指示するスタッフもいるんだ。すごいよね」
昨夜、ステージとなった高床式家屋の2階、つまり「伝統の森」のショップ&ギャラリーのフロアに、儀式用のスペースが作られました。そこで、僧侶への捧げ物の準備をするのは、おばあたちです。
8時を回ったころ、「伝統の森」に僧侶たちが到着し、蚕供養の儀式が始まりました。
いくつかの読経が行なわれたあと、列席者たちが順に、僧侶に食事を供します。5人の僧侶の前に置かれた鉢に、列席者たちが交代で、ご飯を少しづつよそっていきます(上座部仏教では、僧侶に施しをする行為が自分の徳を積むことになるとされているからだと思います)。これが一巡し、蚕供養は終りました。
蚕供養を終えた後も、森本さんの周囲はいろいろと忙しそうでした。地元メディアの取材もありました。IKTTに関するドキュメンタリー番組を制作するという前提で、プレ取材にやってきていたTVK(カンボジア国営テレビ)のディレクターとカメラマンは、森本さんと共同呼びかけ人のチアさんを前に、あれこれと質問していました。どんな番組になるのでしょうか。
*
その後、しばらくの休憩の後、日本から「蚕まつり」に参加した人たちを前に、森本さんがカンボジアの布の話をしました。IKTTで制作する布はどんなものなのか、なぜIKTTでは布を作るのに桑の木を育てるところからやっているのか。カンボジアでかつて織られていた「すばらしい布」とはどんなものなのか。そして、すばらしい布を織り上げるために、いま必要なものは何なのか。・・・そんなことを、いくつかの布のサンプルを手に、森本さんが語ってくれました。
前の晩、ファッションショーを終えた後のステージで、遅くまで踊りまくっていた若者たちも、鶏をさばいたり、米を洗ったり、あるいは来客用テントの下の円卓テーブルを整えたりと、それぞれの持ち場で働いています。その様子を見ていて、森本さんはこう言いました。
「毎年やっているからだとは思うけれど、みんな作業の流れをわかっていて、どんどんテキパキ仕事が進んでいくんだ。ほら、ちゃんと全体を見回して、足りないものを指示するスタッフもいるんだ。すごいよね」
昨夜、ステージとなった高床式家屋の2階、つまり「伝統の森」のショップ&ギャラリーのフロアに、儀式用のスペースが作られました。そこで、僧侶への捧げ物の準備をするのは、おばあたちです。
8時を回ったころ、「伝統の森」に僧侶たちが到着し、蚕供養の儀式が始まりました。
いくつかの読経が行なわれたあと、列席者たちが順に、僧侶に食事を供します。5人の僧侶の前に置かれた鉢に、列席者たちが交代で、ご飯を少しづつよそっていきます(上座部仏教では、僧侶に施しをする行為が自分の徳を積むことになるとされているからだと思います)。これが一巡し、蚕供養は終りました。
蚕供養を終えた後も、森本さんの周囲はいろいろと忙しそうでした。地元メディアの取材もありました。IKTTに関するドキュメンタリー番組を制作するという前提で、プレ取材にやってきていたTVK(カンボジア国営テレビ)のディレクターとカメラマンは、森本さんと共同呼びかけ人のチアさんを前に、あれこれと質問していました。どんな番組になるのでしょうか。
*
その後、しばらくの休憩の後、日本から「蚕まつり」に参加した人たちを前に、森本さんがカンボジアの布の話をしました。IKTTで制作する布はどんなものなのか、なぜIKTTでは布を作るのに桑の木を育てるところからやっているのか。カンボジアでかつて織られていた「すばらしい布」とはどんなものなのか。そして、すばらしい布を織り上げるために、いま必要なものは何なのか。・・・そんなことを、いくつかの布のサンプルを手に、森本さんが語ってくれました。
2010-09-19
「蚕まつり2010」レポート(その4)前夜祭編
【ステージ6】
いよいよ、最終ステージです。
皆、ちょっと“大人ゴージャス”な雰囲気の装いでの登場です。
今回は、このステージでも森本さんの手描きバティックが目立ちます。
登場するメンバーは、これまでに何度かのファションショーへの出場経験のある女性たちですので、動きにも落ち着きと自信が感じられます。
なお、このステージのトリを務めたのは(例年どおり)、IKTTの括りの名手、スレンさんです。
【フィナーレ】
フィナーレでは、再びステージに全員が登場します。
このステージのBGMには、マイケル・ジャクソンの「ビリー・ジーン」が採用されました。
*
例年のことではあるのですが、森本さんは衣装あわせの段階で、着付けにさまざまな工夫を凝らしています。
とはいえ、素材はみな、一枚の布です。布にハサミは入れません。しばったりクリップで留めることはしても、針と糸も使いません。
彼女たちがステージ上でまとった布の多くは、水通しをして、数日後には再びIKTTのショップに並ぶ布に戻るはずです。(続く)
いよいよ、最終ステージです。
皆、ちょっと“大人ゴージャス”な雰囲気の装いでの登場です。
今回は、このステージでも森本さんの手描きバティックが目立ちます。
登場するメンバーは、これまでに何度かのファションショーへの出場経験のある女性たちですので、動きにも落ち着きと自信が感じられます。
なお、このステージのトリを務めたのは(例年どおり)、IKTTの括りの名手、スレンさんです。
【フィナーレ】
フィナーレでは、再びステージに全員が登場します。
このステージのBGMには、マイケル・ジャクソンの「ビリー・ジーン」が採用されました。
*
例年のことではあるのですが、森本さんは衣装あわせの段階で、着付けにさまざまな工夫を凝らしています。
とはいえ、素材はみな、一枚の布です。布にハサミは入れません。しばったりクリップで留めることはしても、針と糸も使いません。
彼女たちがステージ上でまとった布の多くは、水通しをして、数日後には再びIKTTのショップに並ぶ布に戻るはずです。(続く)
2010-09-18
「蚕まつり2010」レポート(その3)前夜祭編
【ステージ4】
後半のステージは、森本さんの着付け&アレンジの“技”が見どころのひとつです。
このステージでは、シンプルなTシャツと、絹絣や森本さんの手描きバティック(=ローケツ染めの布)との組み合わせがポイントです。意外なことに、白いTシャツが、かえって絣の柄やローケツ染めの柄を引き立たせる結果になっているように思います。
【ステージ5】
このステージでも、森本さんの手描きバティック(=ローケツ染めの布)がふんだんに使われました。
森本さんは、8月も後半になってから、この日のために、何枚もの手描きバティックの制作に取り組んできました。
ひょっとすると、このステージは、森本さんにとって、その制作発表の場でもあるのかもしれません。
ステージの上のモデルたちの所作にも、新しい工夫が見られました。(続く)
後半のステージは、森本さんの着付け&アレンジの“技”が見どころのひとつです。
このステージでは、シンプルなTシャツと、絹絣や森本さんの手描きバティック(=ローケツ染めの布)との組み合わせがポイントです。意外なことに、白いTシャツが、かえって絣の柄やローケツ染めの柄を引き立たせる結果になっているように思います。
【ステージ5】
このステージでも、森本さんの手描きバティック(=ローケツ染めの布)がふんだんに使われました。
森本さんは、8月も後半になってから、この日のために、何枚もの手描きバティックの制作に取り組んできました。
ひょっとすると、このステージは、森本さんにとって、その制作発表の場でもあるのかもしれません。
ステージの上のモデルたちの所作にも、新しい工夫が見られました。(続く)
2010-09-17
「蚕まつり2010」レポート(その2)前夜祭編
【ステージ1】
さて、いよいよ「蚕まつり2010」前夜祭のメインイベントとなる、IKTTのファッションショーの幕開けです。
まずは、チャーップという、ヤシの葉で作ったたくさんの小鳥をつけた飾り物を手に持った女性と、生糸と蘭の花を盛ったかごを手にした女性が並んで登場します。
その後には、竹棹に吊るしたピダン(絵絣)を捧げ持った女性たちが続きます。
たくさんのライトを浴びた、ピダンの美しさに目を奪われます。普段であれば、壁面に飾られているため動きのないピダンですが、ステージ上ではさまざまな角度から光が当たり、そしてそれが揺れるため、手織りシルクならではの光沢感がいっそう際立ってみえます。
【ステージ2】
次のステージは、婚礼の行列をイメージしたものです。
サンポット・ホール(絣布の巻きスカート)と、レースやビーズで飾りつけたブラウス着用が、基本のいでたちです。現在のカンボジアでの、オーソドックスな場での正装といったところでしょうか。
最後に登場したのは、ひとつの家族のようです。母親と子どもが3人、なぜか父親は登場しません。
【ステージ3】
続いては、男衆の登場です。
昨年と同じく、おのおのが酒器や楽器を手にして、ステージの上を練り歩いていきます。
昨年、肩に掛けていたパムアンの布は、大判のピダンの布になりました。(続く)
さて、いよいよ「蚕まつり2010」前夜祭のメインイベントとなる、IKTTのファッションショーの幕開けです。
まずは、チャーップという、ヤシの葉で作ったたくさんの小鳥をつけた飾り物を手に持った女性と、生糸と蘭の花を盛ったかごを手にした女性が並んで登場します。
その後には、竹棹に吊るしたピダン(絵絣)を捧げ持った女性たちが続きます。
たくさんのライトを浴びた、ピダンの美しさに目を奪われます。普段であれば、壁面に飾られているため動きのないピダンですが、ステージ上ではさまざまな角度から光が当たり、そしてそれが揺れるため、手織りシルクならではの光沢感がいっそう際立ってみえます。
【ステージ2】
次のステージは、婚礼の行列をイメージしたものです。
サンポット・ホール(絣布の巻きスカート)と、レースやビーズで飾りつけたブラウス着用が、基本のいでたちです。現在のカンボジアでの、オーソドックスな場での正装といったところでしょうか。
最後に登場したのは、ひとつの家族のようです。母親と子どもが3人、なぜか父親は登場しません。
【ステージ3】
続いては、男衆の登場です。
昨年と同じく、おのおのが酒器や楽器を手にして、ステージの上を練り歩いていきます。
昨年、肩に掛けていたパムアンの布は、大判のピダンの布になりました。(続く)
2010-09-16
「蚕まつり2010」レポート(その1)前夜祭編
【オープニングアクト】
9月11日(土)、「伝統の森」で「蚕まつり2010」の前夜祭が開催されました。
オープニングアクトは、在シエムリアップの日本人を中心としたバンド ‘MILO’ による演奏で、今年も幕を開けました。今年は、ベース、ドラムそしてフルートも加わり、安定した演奏を聞かせてくれました。途中、飛び入りボーカルも加わり、大盛り上がりのうちにステージは終了。
続いては、日本人アンコール補習授業校の生徒さんたちによる「南の島のハメハメハ大王」の合唱です。
【開会挨拶】
「蚕まつり2010」の開始にあたり、森本さんがステージ上で挨拶しました。
クメール語の招待状に、蚕まつり共同呼びかけ人として名を連ねてくれたチア・ノルさんが、同じくマイクを手に横に並びます。
チアさんが、森本さんの挨拶をクメール語にして、会場に集まったカンボジアの人たちに向けて、「蚕まつり」開催の主旨を説明します。
こうした姿勢が、森本さんが現地のスタッフや行政関係者からの協力を取り付けていられる理由なのかもしれません。
【寺子屋の子どもたちの日本語発表】
続いては、「伝統の森」の寺子屋で学ぶ17人の子どもたちによる日本語の発表がありました。
ひとりひとりが、まず日本語で自己紹介をし、そして絵本「くまさん くまさん なにみてるの?」のストーリーを、クメール語と日本語で順に読み上げていきます。彼らは、「伝統の森」の寺子屋で、毎日45分くらい日本語の授業を受けているそうです。ステージ前列で、長い文章を読んだ子どもたちは日本語の授業を受けはじめて約10か月、後列で短い文章を読んだ子どもたちは約3か月とのこと。
みんな一生懸命、練習した様子がうかがえました。
【子どもダンスパフォーマンス】
そして「蚕まつり」の定番となった、子どもたちのダンスパフォーマンスです。
ビートの効いた曲も、民謡調の曲も、みな踊り馴れた様子で元気に踊りまくります。
腰に赤ちゃんを抱えたままで踊る女の子がいたのには、びっくりしました。(続く)
9月11日(土)、「伝統の森」で「蚕まつり2010」の前夜祭が開催されました。
オープニングアクトは、在シエムリアップの日本人を中心としたバンド ‘MILO’ による演奏で、今年も幕を開けました。今年は、ベース、ドラムそしてフルートも加わり、安定した演奏を聞かせてくれました。途中、飛び入りボーカルも加わり、大盛り上がりのうちにステージは終了。
続いては、日本人アンコール補習授業校の生徒さんたちによる「南の島のハメハメハ大王」の合唱です。
【開会挨拶】
「蚕まつり2010」の開始にあたり、森本さんがステージ上で挨拶しました。
クメール語の招待状に、蚕まつり共同呼びかけ人として名を連ねてくれたチア・ノルさんが、同じくマイクを手に横に並びます。
チアさんが、森本さんの挨拶をクメール語にして、会場に集まったカンボジアの人たちに向けて、「蚕まつり」開催の主旨を説明します。
こうした姿勢が、森本さんが現地のスタッフや行政関係者からの協力を取り付けていられる理由なのかもしれません。
【寺子屋の子どもたちの日本語発表】
続いては、「伝統の森」の寺子屋で学ぶ17人の子どもたちによる日本語の発表がありました。
ひとりひとりが、まず日本語で自己紹介をし、そして絵本「くまさん くまさん なにみてるの?」のストーリーを、クメール語と日本語で順に読み上げていきます。彼らは、「伝統の森」の寺子屋で、毎日45分くらい日本語の授業を受けているそうです。ステージ前列で、長い文章を読んだ子どもたちは日本語の授業を受けはじめて約10か月、後列で短い文章を読んだ子どもたちは約3か月とのこと。
みんな一生懸命、練習した様子がうかがえました。
【子どもダンスパフォーマンス】
そして「蚕まつり」の定番となった、子どもたちのダンスパフォーマンスです。
ビートの効いた曲も、民謡調の曲も、みな踊り馴れた様子で元気に踊りまくります。
腰に赤ちゃんを抱えたままで踊る女の子がいたのには、びっくりしました。(続く)
2010-09-08
山田隆量「悠かなる大地 カンボジアⅡ」日本画展のご紹介
9月15日(水)から21日(火)まで、松坂屋名古屋店画廊(南館6階)において、日本画家の山田隆量氏による「悠かなる大地 カンボジアⅡ」日本画展が開催されます。
山田隆量氏は、2008年にプノンペン王立芸術大学の客員教授に就任され、現在は年に3回の集中講義を行なっていらっしゃるそうです。
しかし、カンボジアを初めて訪れたのは1994年とのことです。そして、森本さんとの出会いは、1999年にシェムリアップ川のほとりでスケッチをしようとしたのが、IKTTのすぐ前だったことから、とのこと。
なお、9月16日(木)、18日(土)、19日(日)の午後2時からは、山田隆量氏のギャラリートークも開催されます。
と き:9月15日(水)~9月21日(火)
10:00~17:00(入場は16:30まで)
ところ:松坂屋名古屋店画廊(南館6階)
名古屋市中区栄三丁目16番1号
〔アクセス・駐車場案内はこちら〕
問い合わせ先:052-251-1111(代表)
山田隆量氏は、2008年にプノンペン王立芸術大学の客員教授に就任され、現在は年に3回の集中講義を行なっていらっしゃるそうです。
しかし、カンボジアを初めて訪れたのは1994年とのことです。そして、森本さんとの出会いは、1999年にシェムリアップ川のほとりでスケッチをしようとしたのが、IKTTのすぐ前だったことから、とのこと。
なお、9月16日(木)、18日(土)、19日(日)の午後2時からは、山田隆量氏のギャラリートークも開催されます。
と き:9月15日(水)~9月21日(火)
10:00~17:00(入場は16:30まで)
ところ:松坂屋名古屋店画廊(南館6階)
名古屋市中区栄三丁目16番1号
〔アクセス・駐車場案内はこちら〕
問い合わせ先:052-251-1111(代表)
2010-09-05
森本さんの作品「生命の木」で、ファッションショーの衣装合わせ
2010-08-29
2010-08-27
森本さんの作品(生命の木ニューバージョン)
2010-08-26
「伝統の森」の位置をプロットした地図のご紹介
シエムリアップにあるIKTT(クメール伝統織物研究所)と、ピアックスナエンの「伝統の森」の位置をプロットした地図をご紹介します。
「伝統の森」へは、プレアカン(プリヤ・カンあるいはプリア・カンとも)から北上していく、いわゆる左回りルートと、バンテアイスレイに向かう道から途中で脇道に折れる右回りルートのどちらからでもアクセス可能です。
どちらのルートも、途中までは舗装されていますが、幹線から外れ、「伝統の森」へ向かう脇道は、乾季には土ぼこりだらけになりますし、雨季にはぬかるみができます。
これは荷重の重い土砂採掘のトラックや、材木を積んだトラックがひんぱんに走っているためで、それゆえ路面の状況は日々変化しています。どちらのルートがお勧めともいいきれませんが、2015年1月現在、IKTTの車は左回りのルートを選ぶことが多いようです。
ご自身でチャーターしたタクシーやトゥクトゥクで「伝統の森」に向かう場合は、シエムリアップのIKTTに寄り、カンボジア人スタッフに道を確認したほうが間違いないと思います。
なお、『カンボジア絹絣の世界』p.116 の「シエムリアップ周辺図」にも、「伝統の森」の位置がプロットされておりますので、こちらも参考にしてください。
どちらのルートも、途中までは舗装されていますが、幹線から外れ、「伝統の森」へ向かう脇道は、乾季には土ぼこりだらけになりますし、雨季にはぬかるみができます。
これは荷重の重い土砂採掘のトラックや、材木を積んだトラックがひんぱんに走っているためで、それゆえ路面の状況は日々変化しています。どちらのルートがお勧めともいいきれませんが、2015年1月現在、IKTTの車は左回りのルートを選ぶことが多いようです。
ご自身でチャーターしたタクシーやトゥクトゥクで「伝統の森」に向かう場合は、シエムリアップのIKTTに寄り、カンボジア人スタッフに道を確認したほうが間違いないと思います。
なお、『カンボジア絹絣の世界』p.116 の「シエムリアップ周辺図」にも、「伝統の森」の位置がプロットされておりますので、こちらも参考にしてください。
2010-08-23
9月7日-16日、日本アセアンセンターでのIKTTクメールシルク販売のご案内
日本アセアンセンターならびに写真家のBAKU斉藤氏のご厚意により、写真展「Devata 女神たちの微笑」の会場で、IKTTのクメールシルクの展示と販売を行なうことになりました。
今回のクメールシルクの展示と販売は、BAKU斉藤氏の「アンコールの女神たちが身にまとっていたのは、間違いなくクメールシルクですよね」という発言から始まりました。ありがとうございます。
写真展「Devata 女神たちの微笑」の開催は、9月7日(火)から16日(木)まで(12日は閉館)。開場時間は、9時30分から17時30分までです。
と き:9月7日(火)から16日(木)
※9月12日(日)を除く
9:30~17:30
ところ:日本アセアンセンター
東京都港区新橋6-17-19
新御成門ビル1階
受付(Tel):03-5402-8001
アクセス:都営地下鉄三田線 御成門駅
A4出口より徒歩1分
都営地下鉄大江戸線・浅草線 大門駅
A6出口より徒歩8分
JR 新橋駅 烏森口より徒歩10分
今回のクメールシルクの展示と販売は、BAKU斉藤氏の「アンコールの女神たちが身にまとっていたのは、間違いなくクメールシルクですよね」という発言から始まりました。ありがとうございます。
写真展「Devata 女神たちの微笑」の開催は、9月7日(火)から16日(木)まで(12日は閉館)。開場時間は、9時30分から17時30分までです。
と き:9月7日(火)から16日(木)
※9月12日(日)を除く
9:30~17:30
ところ:日本アセアンセンター
東京都港区新橋6-17-19
新御成門ビル1階
受付(Tel):03-5402-8001
アクセス:都営地下鉄三田線 御成門駅
A4出口より徒歩1分
都営地下鉄大江戸線・浅草線 大門駅
A6出口より徒歩8分
JR 新橋駅 烏森口より徒歩10分
2010-08-22
バンテアイ・クデイで再び仏像発掘(上智大学アンコール遺跡国際調査団)
カンボジアからの報道によると、上智大学アンコール遺跡国際調査団が発掘・調査を続けるバンテアイ・クデイ遺跡で、再び廃仏が発掘されたそうです。
報道内容につきましては、「アンコール遺跡、受難の仏像発見…上智大調査団」(8月20日付のYOMIURI ONLINE/読売新聞)、「受難語る地中の石仏 上智大のアンコール遺跡調査団」(8月21日付のasahi.com/朝日新聞)、「上智大がアンコール遺跡群で、石仏6体発掘」(8月22日付の産経ニュース/産経新聞)などのニュース記事をご覧ください。
なお、上智大学アンコール遺跡国際調査団によって、バンテアイ・クデイ遺跡で2001年に発掘された274体の仏像は、現在はシハヌークイオン博物館に保管・展示されています。この2001年の廃仏発掘に関するレポートは、同調査団のWebサイトにある「アンコール・ワット付近から大量の廃仏発見」でご覧いただけます。
また、このとき発掘された仏像は、写真家の大村次郷氏が撮影を担当し、石澤良昭 監修・著『アンコールの仏像』という豪華写真集として、NHK出版より発刊されています。
報道内容につきましては、「アンコール遺跡、受難の仏像発見…上智大調査団」(8月20日付のYOMIURI ONLINE/読売新聞)、「受難語る地中の石仏 上智大のアンコール遺跡調査団」(8月21日付のasahi.com/朝日新聞)、「上智大がアンコール遺跡群で、石仏6体発掘」(8月22日付の産経ニュース/産経新聞)などのニュース記事をご覧ください。
なお、上智大学アンコール遺跡国際調査団によって、バンテアイ・クデイ遺跡で2001年に発掘された274体の仏像は、現在はシハヌークイオン博物館に保管・展示されています。この2001年の廃仏発掘に関するレポートは、同調査団のWebサイトにある「アンコール・ワット付近から大量の廃仏発見」でご覧いただけます。
また、このとき発掘された仏像は、写真家の大村次郷氏が撮影を担当し、石澤良昭 監修・著『アンコールの仏像』という豪華写真集として、NHK出版より発刊されています。
2010-08-16
日本アセアンセンター・カンボジア写真展「Devata 女神たちの微笑」のご紹介
9月7日(火)から16日(木)まで、日本アセアンセンター(東南アジア諸国連合貿易投資観光促進センター)において、BAKU斉藤氏による カンボジア写真展「Devata 女神たちの微笑」 が開催されます。
また、9月11日(土)には、今川幸雄氏(元駐カンボジア王国特命全権大使)とBAKU斉藤氏の「記念トークライブ」が開催されます(記念トークライブのみ要事前申し込み)。
記念トークライブのお申し込みは、日本アセアンセンター広報(FAX: 03-5402-8003 あるいは Eメール toiawase_ga@asean.or.jp)までお願いいたします。
と き:9月7日(火)から16日(木)
※9月12日(日)を除く
9:30~17:30
ところ:日本アセアンセンター
東京都港区新橋6-17-19
新御成門ビル1階
受付(Tel):03-5402-8001
アクセス:都営地下鉄三田線 御成門駅
A4出口より徒歩1分
都営地下鉄大江戸線・浅草線 大門駅
A6出口より徒歩8分
JR 新橋駅 烏森口より徒歩10分
また、9月11日(土)には、今川幸雄氏(元駐カンボジア王国特命全権大使)とBAKU斉藤氏の「記念トークライブ」が開催されます(記念トークライブのみ要事前申し込み)。
記念トークライブのお申し込みは、日本アセアンセンター広報(FAX: 03-5402-8003 あるいは Eメール toiawase_ga@asean.or.jp)までお願いいたします。
と き:9月7日(火)から16日(木)
※9月12日(日)を除く
9:30~17:30
ところ:日本アセアンセンター
東京都港区新橋6-17-19
新御成門ビル1階
受付(Tel):03-5402-8001
アクセス:都営地下鉄三田線 御成門駅
A4出口より徒歩1分
都営地下鉄大江戸線・浅草線 大門駅
A6出口より徒歩8分
JR 新橋駅 烏森口より徒歩10分
2010-08-15
ブログ「徒然なるカンボジア - yama's bar」のご紹介
2009年2月に「伝統の森」を訪れたyamaさんのブログに、カンボジアの「本物」復興 - IKTTと題した記事がありましたので、ご紹介します。
2010-08-05
BAKU斉藤「森に守られた都市アンコール」展のご紹介
開催半ばを過ぎてしまいましたが、8月8日(日)まで、静岡県コンベンションアーツセンター「グランシップ」の6F展示ギャラリーにおいて、写真家BAKU斉藤氏による写真展「森に守られた都市アンコール」が開催されています。
BAKU斉藤氏は、JSAアンコール遺跡群調査隊などに参加して、アンコール遺跡の撮影を行ない、とくにバイヨン寺院内の尊顔すべてを真正面から撮影するという作業を行なったことで知られています(その結果、バイヨン寺院の尊顔についての図像学的研究が進められていると聞きます)。
と き:7月24日(土)~8月8日(日)
10:00~17:00(入場は16:30まで)
ところ:静岡県コンベンションアーツセンター
「グランシップ」6F展示ギャラリー
静岡県静岡市駿河区池田79-4
問い合わせ先:054-203-5710(代表)
入場料:一般600円 大高生・70歳以上300円
BAKU斉藤氏は、JSAアンコール遺跡群調査隊などに参加して、アンコール遺跡の撮影を行ない、とくにバイヨン寺院内の尊顔すべてを真正面から撮影するという作業を行なったことで知られています(その結果、バイヨン寺院の尊顔についての図像学的研究が進められていると聞きます)。
と き:7月24日(土)~8月8日(日)
10:00~17:00(入場は16:30まで)
ところ:静岡県コンベンションアーツセンター
「グランシップ」6F展示ギャラリー
静岡県静岡市駿河区池田79-4
問い合わせ先:054-203-5710(代表)
入場料:一般600円 大高生・70歳以上300円
2010-07-28
北星学園大学・内藤順司写真展&講演会のご案内
8月2日(月)より8月7日(土)まで、札幌の北星学園大学の大学会館2Fホールにおいて、フォトグラファー内藤順司氏による写真展「甦るカンボジア:伝統織物の復興が“暮らし”と“森”の再生に至るまで」が開催されます。
これに先立ち、北星学園大学の文学部(心理・応用コミュニケーション学科)の公開講座として、8月2日(月)の10時30分より、内藤順司氏の講演会「私はなぜ、海外で活躍する日本人を撮るのか? カンボジア、スーダンでの国際協力」が開催されます。
なお、2日の当日は、講演会の後に写真展の会場設営を行なうために、写真展会場の開場は16時の予定となっております。ご了承ください。
■講演会「私はなぜ、海外で活躍する日本人を撮るのか? カンボジア、スーダンでの国際協力」
と き:2010年8月2日(月)10:30-12:00
ところ:北海道札幌市厚別区大谷地西2-3-1
北星学園大学 B館4階 B402号教室
参加費:無料
申込み:事前申込は不要です。当日、直接会場へお越しください。
■写真展「甦るカンボジア 伝統織物の復興が“暮らし”と“森”の再生に至るまで」
と き:2010年8月2日(月)-8月7日(土)
9:00-18:00(初日は16:00から/最終日は16:00まで)
ところ:北海道札幌市厚別区大谷地西2-3-1
北星学園大学 大学会館2F ホール
入 場:無料
問合先:北星学園大学エクステンション課 電話:011-891-2731(代表)
これに先立ち、北星学園大学の文学部(心理・応用コミュニケーション学科)の公開講座として、8月2日(月)の10時30分より、内藤順司氏の講演会「私はなぜ、海外で活躍する日本人を撮るのか? カンボジア、スーダンでの国際協力」が開催されます。
なお、2日の当日は、講演会の後に写真展の会場設営を行なうために、写真展会場の開場は16時の予定となっております。ご了承ください。
■講演会「私はなぜ、海外で活躍する日本人を撮るのか? カンボジア、スーダンでの国際協力」
と き:2010年8月2日(月)10:30-12:00
ところ:北海道札幌市厚別区大谷地西2-3-1
北星学園大学 B館4階 B402号教室
参加費:無料
申込み:事前申込は不要です。当日、直接会場へお越しください。
■写真展「甦るカンボジア 伝統織物の復興が“暮らし”と“森”の再生に至るまで」
と き:2010年8月2日(月)-8月7日(土)
9:00-18:00(初日は16:00から/最終日は16:00まで)
ところ:北海道札幌市厚別区大谷地西2-3-1
北星学園大学 大学会館2F ホール
入 場:無料
問合先:北星学園大学エクステンション課 電話:011-891-2731(代表)
2010-07-27
フーリア&サックラー・ギャラリーでのIKTTのシルク展示が紹介されています
7月23日付のVOA(ボイスオブアメリカ)で、スミソニアン・インスティテューションのフーリア&サックラー・ギャラリーで開催されたトランクショーに関する紹介記事が掲載されています。
(なお、記事中には「現在、彼はアンコール寺院の北に5ヘクタールの土地を取得し」とありますが、2002年にはじめて取得した土地が約5ヘクタールで、現在は約23ヘクタールにまで拡張されていることを付け加えておきます)
(なお、記事中には「現在、彼はアンコール寺院の北に5ヘクタールの土地を取得し」とありますが、2002年にはじめて取得した土地が約5ヘクタールで、現在は約23ヘクタールにまで拡張されていることを付け加えておきます)
2010-07-19
「伝統の森」での、子どもたちの染色体験の感想が紹介されています
小田原にあるはじめ塾の子どもたちが、5月に「伝統の森」にやってきました。
JST(=Joint Support Team for Angkor Preservation and Community Development/アンコール遺跡の保全と周辺地域の持続的発展のための人材養成支援機構)が企画したカンボジア体験ツアーの一環として、遺跡見学、カンボジアの子どもとの交流、トンレサップ湖で水上生活をしている村への訪問、地雷博物館の見学、そして「伝統の森」での染色体験など、盛りだくさんを楽しんだツアーであったようです。
JSTのオリジナルツアーBlogで、ツアーに参加した子どもたちの、「伝統の森」での染色体験の感想がご覧になれます。
JST(=Joint Support Team for Angkor Preservation and Community Development/アンコール遺跡の保全と周辺地域の持続的発展のための人材養成支援機構)が企画したカンボジア体験ツアーの一環として、遺跡見学、カンボジアの子どもとの交流、トンレサップ湖で水上生活をしている村への訪問、地雷博物館の見学、そして「伝統の森」での染色体験など、盛りだくさんを楽しんだツアーであったようです。
JSTのオリジナルツアーBlogで、ツアーに参加した子どもたちの、「伝統の森」での染色体験の感想がご覧になれます。