2009-08-31

ピアックスナエン・「伝統の森」への道のり(右回りルート)

 「伝統の森」は、シエムリアップの町から北へ約30キロ、車で約1時間のところにあります。
 この「右回りルート」は、途中までは、一般にはバンテアイスレイあるいはプノム・クーレンに向かうルートとして説明されているルートと同じです。
 通行証のチェックゲートを通過し、アンコール・ワットの環濠に突き当たったところを右に折れ、やがてスラスランの水面を右に見ながら回り込み、さらに先へと進みます。悪路とされていたバンテアイスレイへの道も、いまでは舗装され、快適な道が続きます。
 バンテアイスレイ・バタフライセンター(Banteay Srey Butterfly Center、BBC)を過ぎ、道路の左側に果物や清涼飲料水を並べた屋台が続くエリアを越え、左手の田んぼの先に無線塔のようなものが見えるとまもなく、左折する道があります。
 曲がり角の、緑色のIKTTと書かれた看板(写真右上)を確認して左折し、未舗装の道を進みます。寺院の手前を右に曲がり、あとは道なりに進みます。田圃の広がる中を進み、木立が増えてきたころに小さな橋を渡ります。さらにしばらく行くと、左手に「伝統の森」の入口が現われます(写真右下)。
 2012年8月現在、シエムリアップの町から「伝統の森」までタクシーで往復40~60ドルが相場です(郊外に向かうタクシー料金は、シエムリアップ基点での往復運賃を請求されるので、片道でも料金は同じです)。
 なお、シエムリアップからアンコール遺跡群へ向かう途中で立ち寄る通行証のチェックゲートで「ピアックスナエンの養蚕の村へ行く」と説明すれば、通行証を購入しなくてもゲートを通過できるはずです。

※『カンボジア絹絣の世界』p.116 の「シエムリアップ周辺図」にも、「伝統の森」の位置がプロットされております。こちらも参考にしてください。

2009-08-30

ギャラリー(バティック)を新設しました

 サイドバーに、ギャラリー(バティック)を新設しました。
 今回、ご紹介するのは、森本さんがここ数か月の間に制作してきた手描きバティック10枚です(画像は部分、20点あります)。
 使う布はもちろん、IKTTで織り上げられた生成りのシルクです。染料も、IKTTで使っている自然染料の組み合わせです。
 友禅職人だった森本さんが、京都時代に身につけた「素描き友禅」の技そのままに、布に筆でロウを引き(下書きなし!)、染め重ねていきます。
 主なモティーフは、以前から森本さんが好んで描いている“生命の木”です。この布を仕上げながら、森本さんはこんな発言をしていました。
「これまで意識したことはなかったんだけど、僕が描いている“生命の木”が、だんだんバイヨン寺院の壁画にある生命樹のレリーフに似てきているんだよね」
 この布たちは、まもなく開催される「蚕まつり2009」の前夜祭のファッションショーで、IKTTのモデルたちの身にまとわれる予定です。

2009-08-16

「蚕まつり2009」の準備が始まりました

 すでにご案内しているとおり、9月5日(土)と6日(日)に、シエムリアップ州アンコールトム郡ピアックスナエンにある「伝統の森」で、「蚕まつり2009」が開催されます。
 仏僧を招いての蚕供養は、6日の朝8時30分の開始予定です。そして、ファッションショーをメインイベントとする前夜祭は、5日の18時開始予定とのことです(20時30分終了予定)。
 この「蚕まつり2009」に参加をご希望される方は、恐れ入りますが、事前にiktt@hotmail.com〔@を半角英数に変換してご送信ください〕までご連絡をお願いいたします。
 なお、「伝統の森」にはゲストハウスが併設されていますが、このゲストハウスは一般営業のゲストハウスではないため、飛び込みでの宿泊受け入れはしておりません。ゲストハウスの宿泊申し込みについても、同じくiktt@hotmail.comまで事前にご確認をお願いいたします。
(写真は、出演者たちひとりひとりの衣装合わせをしている森本さんです)

2009-08-14

ANAトラベルナビゲーターでIKTTの絹織物が紹介されました

 全日空の機内上映ムービー「ANAトラベルナビゲーター」の5月上映分に、「悠久の都 アンコール・ワット フォーエバー」という特集があり、アンコール遺跡群とシエムリアップの街が紹介されました。この特集で、IKTTの絹織物も取り上げられました。
 機内上映はすでに終了していますが、このムービーが、全日空のサイト(ANAトラベルナビゲーター/バックナンバー)で公開されています。ぜひともご覧ください。