2016-01-15

《水車で発電!カンボジア「伝統の森」エネルギー自給プロジェクト》が始動

 「伝統の森」に水車を設置し、その水車を使って小水力発電を行なうことで、「伝統の森」のエネルギーの自給を目指そうというプロジェクトが動き出しています。
 荒れ地の開墾から始め、森を拓き、畑をつくり家を建てて・・・と、10年以上をかけて村をつくり上げ、多くのものが自給できるようになった「伝統の森」ですが、いまだに実現できていないものがあります。それがエネルギーの自給です。
 現在、「伝統の森」では、夕方17時から21時過ぎまで、発電機を回すことで各住居やゲストハウスに電気を供給しています。そのコストは、金銭的にも環境的にも、大きな負担となっています。(右の写真は、2011年秋に「伝統の森」を襲った洪水で泥水を被ったジェネレーターの復旧に取り組む村の男たち)
 その状況を改善しようと、有志の方々が「伝統の森」のさらなる発展と安定を願い、水車をつくり、それを利用した小水力発電プロジェクトに取り組み始めました。
 すでに、昨年の夏に「伝統の森」での使用電力に関する現況調査と、基本的な測量を行ないました。まもなく、水路掘削のための詳細設計と、カンボジアの水車職人との打ち合わせのために、岡村鉄平さんが現地に向かいます。岡村さんは、すでに岐阜県郡上市の石徹白での小水力発電の導入をはじめ、さまざまな現場を経験している専門家です。

 ところで、このプロジェクトのための総予算700万円のうち、水車・発電機・機械部品購入のための約100万円が不足しています。そこで、今回はReadyFor(レディフォー)というクラウドファンディングを活用し、広くたくさんの方たちからプロジェクト実施のための支援を受けることにしました。
 今後の90日間で、100万円の資金調達を行なう目論見です。詳細はReadyForのサイト(カンボジア「伝統の森」に水車を設置し、電力自給を目指したい)をご覧ください。(クラウドファンディングの利用や、ウェブサイトにクレジットカード情報を登録することに躊躇される方は、IKTTのウェブサイトにある「水車プロジェクト支援のお願い」をご覧ください)

 このプロジェクトについての情報拡散と、多くの方々へのご協力ご案内をお願いする次第です。ぜひともよろしくお願いいたします。
 なお、このプロジェクトのためのfacebookページも立ち上がりました。《水車で発電!カンボジア「伝統の森」エネルギー自給プロジェクト》です。こちらもあわせてご覧ください。