2022-11-20

伝統色づくり解体新書『天然染料と衣服』のご紹介


京都にある 天然色工房tezomeya の青木正明さんの著書のなかでIKTTのピダン(絵絣)の制作工程が詳細に紹介されています。
本書は、伝統的な衣服や織物に用いられている15の天然色について解説し、その天然染料の説明と、実際の染色を中心にした制作工程を多数の写真とともに分析解説したものです。
IKTTの染色のヒミツとまでは言いませんが、カンボジアの伝統的な染色技法に加え、IKTT創立者の森本喜久男が東北タイの農村とカンボジアで実際に経験してきた伝統染色の一端を垣間見せてくれる貴重な存在です。
天然染料を使った染色を志す方にとっては、一般的な教科書では説明していないような思いがけない気づきを与えてくれる資料ともいえるでしょう。

書名:伝統色づくり解体新書『天然染料と衣服』
副題:カラー写真で理解する染めの再現
著者:青木正明
発行:日刊工業新聞社
価格:3,500円(+税)
ISBN:978-4526081941

アマゾンでのお求めは、こちらから

2022-11-06

「IKTTカレンダー2023」できました。


 恒例となっております「IKTTカレンダー」の2023年版ができあがりました。価格は1000円(税別)、A5判(上下に広げ、A4判サイズで使用)という仕様は変わりません。
 今回のカレンダーのテーマは、「手の仕事」です。
 「伝統の森」の職人たちの仕事は、蚕がつくった繭から生糸を引くことに始まり、括りも、染めも、織りに至るまで、すべてが手作業です。そんな彼女たちの手元にフォーカスしてみました。
 この「IKTTカレンダー2023」は、11月13日(日)の法然院での展示販売会で、お披露目する予定です。また、大阪池田のカフェギャラリー プテアでも11月13日以降、購入いただくことができます。
 なお、シェムリアップのIKTTでも販売する予定ではありますが、現在のところ日本からカンボジアへの郵送は船便になってしまうので、おそらく年末年始にまでは到着し、販売可能になると思います。