クメール伝統織物研究所(IKTT)は、内戦で失われかけていたカンボジアの伝統織物の復興と活性化を推進するため、1996年1月に設立されました。伝統織物の復興に始まった取り組みは、織物素材(養蚕、綿花、自然染料など)を自給し、織り手たちの暮らしを支える場としての「伝統の森」再生プロジェクトとして結実。蚕を育て、繭から生糸を手引きし、その糸を自然染料で染め、括り、手織りの布をつくる。木々を育てて森を作り、自然とともに暮らす村で織り上げられたカンボジアの伝統織物を、ぜひこの機会にご覧になってください。
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IKTTの礎を築いた森本喜久男さんが去る7月3日に亡くなられました。森本さん亡き後も、シェムリアップの工房、そして「伝統の森」ではいつもの日常が繰り広げられ、織物を作る日々が続いています。新しい取り組みも始まりました。報告会では、懐かしい未来への布作りを、これからのIKTTの動きを、IKTT現地スタッフの岩本みどりさんにお話しいただきます。
会場は、2014年5月に「現地からの報告2014」として森本さんの報告会が行われた古民家です。そのときも、森本さんと参加者の方々がとてもいい時間を過ごしていただきました。そんなご縁のある落ち着いた空間で、新たなスタートをきったIKTTの動きを皆さまに伝えられればと思っております。
【と き】11月20日(月)
【ところ】Healing salon Harmonia ※ Garden
兵庫県尼崎市金楽寺町2(JR尼崎・阪神大物駅 各徒歩13分)
※会場の詳細は、申込確定メールにてご案内させていただきます
【入場】無料
【タイムテーブル】
■現地からの報告会
報告会①15:00-16:00
報告会②19:00-20:00
■カンボジア絹絣 展示販売会 13:00 - 20:00
【定員】報告会は各回20名、展示販売会はどなた様もご覧いただけます(事前申込必要)
※会場が手狭なため、事前予約制とさせていただきます。参加ご希望の方は、次のいずれかの方法で申し込みください。返信をもって予約の確定とさせていただきます。
【申込方法】
<その1> facebookイベントページにて、コメント欄にお名前と参加人数、参加希望内容(報告会①・報告会②・展示販売会のみ)をご記載ください。
<その2> メール(iktt.kansai2017@gmail.com)にてお名前、参加人数、参加希望内容【報告会①・報告会②・展示販売会のみ】をご記載ください(@を半角に変換してお送りください)