無地ではあるが、絣と同じく三枚綾(さんまいあや)で織り上げるため、表と裏で配色が異なり、玉虫色に輝く表情のある布に仕上がる。
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パムアンという言葉の語源は、パー(=布)、ムアン(=都)から来ているという説明を聞いたことがあります。都、すなわち宮廷で好んで着用された、ハイカラな布ということでしょうか。たしかに、美しくきらびやかな布です。
写真中央部分の布は、経糸にラックの赤、緯糸にプロフーの黄色を用いたパムアン。
IKTT Japanは、長い戦乱で失われつつあったカンボジア独自のすばらしい伝統織物の復興をつうじて、人びとの暮らしと、それを支える自然環境の再生を目指し、カンボジアで活動を続ける現地NGO、IKTT(クメール伝統織物研究所)と、その創設者である故・森本喜久男の活動を支援するために発足した非営利任意団体です。 IKTT Japan Newsは、おもに日本国内でのIKTTに関するイベント情報やメディア掲載情報をお伝えしていきます。
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