3月16日の朝9時過ぎ、ステージ上で最後の通し稽古が始まりました。
本番へ向けての準備はおおむね順調であったとはいえ、今回、IKTTのスタッフたちに準備の段階からその多くをゆだねてきたがゆえに「準備が一日足りない。あと一日ほしかった」というのが森本さんの心境のようです。しかし、森本さん自身が1週間前に上海へ出かけていたことや、「蚕まつり」開催のために行政や警察など関係各所に連絡や調整を行なうべき頃に、カンボジアじゅうが前シハヌーク国王の葬儀に伴い喪に服していたこともあり、予定よりいろいろなことが滞ってしまっていたのは、やむを得ないことでもありました。ステージに向かって設営された貴賓席の準備も整いました。
通し稽古が終ると、ステージ近くで、実演と展示の準備が始まりました。
繭から生糸を手引きする作業や、綿花から糸を紡ぐ作業の実演、括りや織りの実演などの準備も始まりました。桑の葉を食む蚕や黄色い生糸、そしてIKTTで使用している染め材なども展示されました。これは「蚕まつり」に参加する方々に、IKTTで行なわれている仕事を、より具体的に理解してもらうためです。実演を担当する面々も、プリンセスがご覧になることを意識してか、やや緊張しているようです。
プリンセスが到着されました。一人ひとりと、にこやかに挨拶を交わしていらっしゃいます。後ろでカメラを高く掲げているのは、地元メディアのカメラマンです。
2013-03-23
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