2013-03-28

「蚕まつり2013」レポート(その6)蚕供養

 翌朝早く、森本さんのところに村長のトオルさんがやってきました。「忘れていたことがあった。菩提樹を祀っていなかった」。
 「伝統の森」の入り口近くに、シエムリアップの工房から移植した菩提樹の木があります。かつて中国寺院があったと思われる土地から芽吹いた菩提樹です。この木もまた、「伝統の森」を守っているのだと森本さんはいいます。その木の前で、改めて「伝統の森」の平穏と発展を祈りました。
 
 やがて、僧侶たちが到着しました。蚕供養の準備が進められていきます。
 ふたたび、プリンセスが到着されました。昨日より、さらに皆に親しげに挨拶をされています。
 
 「蚕供養」が始まりました。僧侶たちによる読経が続きます。
 
 儀式の最後では、僧侶たちへお布施を行ないます。お布施の品一式をそれぞれの僧侶の前にお供えし、その後は順に、参列者たちが僧侶の托鉢に炊いた米をよそっていきます。こうした布施行為そのものが、在家の功徳を積むとされるのです。
 すべての儀式が終わり、最後はプリンセスや郡の副代表と記念写真です。
 

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