2013-03-26

「蚕まつり2013」レポート(その4)ファッションショー後半

 
 ファッションショー後半では、森本さんが制作した手描きバティックのオンパレードです。
 もうひとつの見どころは、年を追うごとにバージョンアップする着付けの妙でしょう。彼女たちが身につける絣布は、ハサミを入れたり、縫製したりしていません。巻きつけたり、布の端を縛ったりするだけで、この着付けを実現しているのです。
 ステージに上がったモデルたちも、余裕のある表情で自信に満ちたウォーキングと身のこなしを披露してくれています。


 陽が傾きかけた頃、最後のステージが始まりました。陽の光と、ライトが重なり、なかなかいい雰囲気を醸し出しています。
 
 
 そして、全員が再びステージに上がり、フィナーレを向かえます。今回、フィナーレのBGMには"We are the champions"が使われました。

2013-03-25

「蚕まつり2013」レポート(その3)ファッションショー前半

 いよいよ、前夜祭の第一部、ファッションショーが始まりました。始めのステージは、竹竿に吊るしたピダン(絵絣)を掲げての入場、ピダンのデモンストレーションです。
 

 続いては、細かい飾りのあるブラウスとサンポットホール(絣のスカート)での女性たちの行進です。髪には、今朝摘んだばかりのプルメリアの花が飾られています。
 
 そして、ファッションショーの定番となった、男衆によるパフォーマンスです。リハーサルの時間が取れず、今朝の最後の通し稽古の場で、森本さんが振りつけたにしては、なかなかのものです。会場からは大きな拍手が沸きました。
 

2013-03-24

「蚕まつり2013」レポート(その2)開会式&奉納の舞

 プリンセスが着席され、いよいよ「蚕まつり2013」の開会です。
 まずは、森本さんから歓迎の挨拶。クメール語の通訳は、昨年に続き、メンアンさんが担当しています。来賓挨拶は、アンコールトム郡の副代表、そしてプリンセスからの祝辞と続きます。このピアックスナエンの地で、カンボジアのすばらしい伝統を受け継ぎ、発展させ、自然を守り、さらには雇用を創出している森本さんとIKTTの活動への感謝と賛辞が寄せられました。
 
 
 続いて、アプサラダンサーによる舞が奉納されました。
 
 

2013-03-23

「蚕まつり2013」レポート(その1)前夜祭の準備

 3月16日の朝9時過ぎ、ステージ上で最後の通し稽古が始まりました。
 本番へ向けての準備はおおむね順調であったとはいえ、今回、IKTTのスタッフたちに準備の段階からその多くをゆだねてきたがゆえに「準備が一日足りない。あと一日ほしかった」というのが森本さんの心境のようです。しかし、森本さん自身が1週間前に上海へ出かけていたことや、「蚕まつり」開催のために行政や警察など関係各所に連絡や調整を行なうべき頃に、カンボジアじゅうが前シハヌーク国王の葬儀に伴い喪に服していたこともあり、予定よりいろいろなことが滞ってしまっていたのは、やむを得ないことでもありました。ステージに向かって設営された貴賓席の準備も整いました。
 
 通し稽古が終ると、ステージ近くで、実演と展示の準備が始まりました。
 繭から生糸を手引きする作業や、綿花から糸を紡ぐ作業の実演、括りや織りの実演などの準備も始まりました。桑の葉を食む蚕や黄色い生糸、そしてIKTTで使用している染め材なども展示されました。これは「蚕まつり」に参加する方々に、IKTTで行なわれている仕事を、より具体的に理解してもらうためです。実演を担当する面々も、プリンセスがご覧になることを意識してか、やや緊張しているようです。
 
 
 
 プリンセスが到着されました。一人ひとりと、にこやかに挨拶を交わしていらっしゃいます。後ろでカメラを高く掲げているのは、地元メディアのカメラマンです。

2013-03-12

3月11日付の読売新聞大阪本社版のコラムで森本さんの活動が紹介されました

3月11日付の読売新聞大阪本社版のコラム(今日のノート)で、「手の記憶」と題して森本さんの活動が取り上げられています。

2013-03-11

3月11日付の産経ニュースWESTで、森本さんの活動が紹介されています

 2013年3月11日付の産経ニュースWESTに、「アジア民族に共通する自然への感謝」と題した記者コラムが掲載されています。

2013-03-04

「蝉の羽衣 上布の美 - 宮古島スタイルのカタチ」展

 3月15日から18日まで、OZONE新宿パークタワー・ギャラリー1で「蝉の羽衣 上布の美~宮古島スタイルのカタチ」展が開催されます。
 会場では、苧麻の糸績みと宮古上布織りの実演も行われます。また、16日の16時からは、「宮古島織物の歴史」と「アジアと沖縄の染織」についての講演会(先着60名・無料)が、15日の14時、16日・17日の11時と14時には苧麻糸つくりの体験コーナーも開催されます。
とき:3月15日-18日(10時-19時/最終日は15時30分まで)
ところ:東京都新宿区西新宿3-7-1、OZONE新宿パークタワー・ギャラリー1
入場無料
【講演会】3月16日(16時-17時20分)
砂川玄正「宮古島織物の歴史」/小笠原小枝「アジアと沖縄の染織」
【実演】糸績み・宮古上布織り(随時)
【体験】苧麻糸つくり (15日:14時/16・17日:11時、14時)

2013-02-23

2003年9月、はじめての「蚕供養」

 2月22日付で配信されたメールマガジン「メコンにまかせ」(vol.284)から、「伝統の森」で、2003年に「蚕供養」をはじめたときのことをご紹介します。

  「伝統の森」で蚕を飼い始めたのは2003年だった。最初にできた繭から、生糸を手引きしたのは2003年8月の末のこと。
 その収穫をよろこび、蚕への感謝の気持ちと、わたしたちは無益な殺生をしているのではないという心を込めて、わたしは「蚕供養」を思い立った。
 9月の満月の日、近くのお寺から僧侶を招聘し、蚕を供養した。蚕のおかげ、蚕が吐く生糸のおかげで、わたしたちIKTTのスタッフとその家族は、生かされているのだ。いまでは「蚕まつり」として実施しているが、その基本にあるのは、蚕への感謝の気持ちである。
 早いもので、まもなく11回目となる「蚕供養」の日を迎えることになる。深く、感謝。
森本喜久男

【以上、メールマガジン「メコンにまかせ」掲載記事から再掲】
※メールマガジン「メコンにまかせ」の講読は、こちらからお申し込みください(講読無料)。


 写真は、森本さんがfacebookにアップした、2003年の「蚕供養」のときのものです。

2013-02-22

「蚕まつり2013」のスケジュールが決まりました

 3月開催の「蚕まつり2013」の前夜祭は、3月16日(土)の午後3時にスタートとなります。
 開会の儀では、王室からシソワット・カンタレス妃殿下の祝辞も予定されています。
 その後、アプサラダンスの奉納、そしてファッションショーの開催です。
 休憩と食事を挟んだ後の第2部は、子どもたちのダンシングなどのパフォーマンス、そして最後はシエムリアップで活動するバンド“MILO”のライブが予定されています。
 翌17日(日)の蚕供養の儀式は、朝8時30分に、仏僧による読経が始まる予定です。

 以下の動画は、フランスで放送されたTVドキュメンタリーの一部です。ファッションショーのリハーサル風景がご覧になれます。

 これまでの「蚕まつり」については、このブログサイトの左側サイドバーのラベルのところから、 [蚕まつり] をクリックしていただくと、過去の記事がご覧になれます。

2013-02-16

全日空の国際線で「ガイアの夜明け」が機内上映されています

 全日空の国際線で機内上映されているANA SKY CHANNEL「ガイアの夜明け傑作選」の、2-3月の上映分として、9月に放送された「世界を救うヒット商品とは!?」が選ばれました。
 無印良品と森本さんのコラボレーションを、空の上でもご確認ください。

2013-02-10

東京国立博物館「アンコール遺跡バイヨン寺院~尊顔の記憶」

 2013年1月にリニューアルオープンした東京国立博物館東洋館アジアギャラリーの、地階ミュージアムシアターでは、現在「アンコール遺跡バイヨン寺院~尊顔の記憶~」が上映されています。
 300インチ大型スクリーンに超高精細(ハイビジョン映像の約4倍)4K映像で映し出されるVR作品は、3月31日(日)までの月曜日と火曜日を除く毎日12時、14時、16時に上映されます。
 以下、東京国立博物館のWebサイトから転載します。

 バイヨン寺院は、アンコール王朝の最盛期12世紀後半に、ジャヤーヴァルマン7世によって建造された都「アンコール・トム」の中心に位置する仏教寺院です。寺院には高さ45メートルの49にもおよぶ石塔がそびえ、その石塔の四面には慈愛に満ちた顔が彫刻されています。この「クメールの微笑」と言われる「尊顔」は、現在も173面が遺されています。東西160メートル、南北140メートル、高さ45メートルに拡がる、100万平方メートルにも及ぶ巨大な石造遺跡を、最先端のバーチャルリアリティ技術で完全に再現しました。
 東洋館11室に展示されているバイヨン寺院に関連した作品「ナーガ上のブッダ」、「浮彫アプサラス像」を三次元形状計測データによりコンテンツ化、実物展示と合わせて楽しめる作品です。(上演時間約30分)

 なお、観覧料は高校生以上500円、中学生・小学生300円、未就学児、障がい者及び介護者1名は無料です。
 チケットは、東京国立博物館への入館時に正門観覧券売場(窓口)で、入館券とシアター券の両方を購入すると100円の割引があります。シアター券そのものは、東洋館地下ミュージアムシアター前でも購入できますが、この場合は割引はないようです。また、上演開始後のご入場はできませんのでご注意ください。

2013-02-06

自然の恵みを色にする

 先日、「伝統の森」で行なわれた自然染色のワークショップの成果です。今回は、かなり本格的な取り組みになったようです。
 染め材と媒染を紹介します。左から、インディアン・アーモンドの葉で染めて鉄媒染した黒、ライチの木(心材)で染めて鉄媒染したグレー、インド藍を一晩水に浸け生葉染めした藍色。ラック(ラックカイガラムシの巣)で染めて鉄媒染した紫、同じくラックで染めて明礬媒染した赤。ココナツの殻(中果皮)で染めて明礬媒染したベージュ、フクギの木(樹皮)で染めて鉄媒染したグリーン、同じくフクギの木で染めて明礬媒染した黄、バナナの葉で染めて明礬媒染したベージュです。

2013-02-03

プレア・コー

 2月2日付で配信されたメールマガジン「メコンにまかせ」(vol.282)から、「伝統の森」の近況をご紹介します。

 プレア・コーと呼ばれる、聖なる牛の神様を「伝統の森」に奉納することにした。もう6年ほど前になるのか、「伝統の森」には牛の神様が鎮座されるべきだという、ささやきのお声があった。しかし、それを心に留めながらも、なかなか実現する機会が訪れなかった。
 「伝統の森」の事業に着手してから、今年で10年目を迎える。150人からの人々が暮らす村となり、小さいながらも自然の森を再生させることもできた。念願のラックカイガラムシも、わたしたちが育てた森に戻ってきてくれた。そうした記念にもなる。そしてこれからも末永く、牛の神様に守られながら「伝統の森」の事業が発展していくことを願い、お迎えすることにした。
 カンボジアには古くから、牛の神様に対する信仰があったようだ。昔話というか、伝承として人々のなかに伝えられている。それは農業を基本とする人たちの豊かさと自然と牛への感謝の気持ちともいえる。自然とそこにおられる八百万の神々に感謝の心をもつ身として、神様をお迎えすることができ、わたし的には少し緊張の日々をすごしている。
 牛の神様は、日本でも多くの神社などで見受けられる。たとえば、京都でいえば北野の天神さん。境内には、たくさんの牛の神様が奉納されている。それを子どもの頃から見てきたせいか、わたしには違和感がない。
 カンボジアでは、プノンペンの北、ウドンの古い寺院に牛の神様が安置されている。それ以外のところでは、失われてしまったようだ。唯一、プノンペンのナショナル・ミュージアムに一メートルほどの青銅製のものが残されている。本来なら、アンコールの寺院にも牛の神様があってしかるべきだと思える。タイにあるクメール寺院には、まだ牛の神様が残されているところが何か所かある。
 大きさは1メートル20センチほど。石はバンテアイスレイ寺院と同じく、赤い砂岩にした。シェムリアップの石工にお願いし、作業にとりかかってもらっている。じつは不思議な縁があり、60センチほどの古い木製の、黒く漆が塗られたプレア・コーをすでに奉っている。それを参考に、併せてウドンの寺院の黒光りした石のプレア・コーの写真も見てもらいつつ、である。クメールの牛の神様の特徴は、頭が少し上に上がっているところ。石工的には作り辛いようだ。
 奉納する場所は「伝統の森」の入り口近く、6メートルほどに育っている菩提樹のすぐそば。その菩提樹の苗木も不思議な縁で、10年ほど前に「伝統の森」に植えることになったもの。そんな、すべてが、不思議な縁で結ばれている。でも、いちばん不思議な縁は、日本人のわたしがカンボジアのシェムリアップ郊外に、アンコールの森を再生しながら村を作り、カンボジアの人たちと暮らしていることかもしれない。
 3月16日-17日に、恒例の「蚕まつり」を開催する。それにあわせて、プリア・コー奉納の儀も執り行なう予定である。
森本喜久男

【以上、メールマガジン「メコンにまかせ」掲載記事から再掲】
※メールマガジン「メコンにまかせ」の講読は、こちらからお申し込みください(講読無料)。

2013-01-29

上空から見た「伝統の森」工芸村周辺


 森本さんがfacebookにアップした「伝統の森」の工芸村エリアの写真を再掲します。
 今回のものは、「伝統の森」の北東上空から俯瞰した写真です。中央にある集落が工芸村、そのなかでもいちばん大きく屋根が写っているのが、メインの作業棟です。2階がショップ、1階には織り機が並び、その傍らではシルクやコットンの糸引きなどの作業が行なわれています。その右側に集まっている家々は、織り手や括り手の暮らす高床式家屋(1階は作業場)と、染め場や長屋のような集合住宅などです。作業棟の左側、木々に埋もれるように見える屋根は、2階に森本さんのデスクのある事務棟です(階下のオープンスペースは、スタディツアーのミーティングなどに使われています)。
 沼地が工芸村をぐるりと囲んでいます。手前中央の開けたところは桑畑と綿花畑です。「伝統の森」のなかでいちばんきれいな水の得られる井戸も、ここにあります。これらの畑と工芸村を結ぶ細い道は、雨季には水没し、大きく回り道をしなければならないこともあります。
 写真右手から工芸村にまっすぐ向かう道の傍らにある白い屋根は、牛小屋と資材置き場です。左手上部の開けたところは、野菜畑と桑畑です。
 それにしても、上空から見ても家々が隠れてしまうほどに「伝統の森」の木々が育ってきていることに、深い感慨を覚えます。1月8日付のメルマガ「メコンにまかせ」で、森本さんは「本当に、何もなかった荒地に、人びとが暮らす村を作ってしまったわけで、最近『10年あれば森や村が作れる』そんなタイトルのハウ・ツー本を書こうかなと、本気半分、冗談半分で思ったりしております」と書いていることもウソではない、と思います。
 なお、この写真と同じ時に撮影された「伝統の森」工芸村の写真がこちらにもありますので、併せてご覧ください。

2013-01-14

森本さんから新年のご挨拶


 少々遅くなってしまいましたが、1月8日付で配信されたメールマガジン「メコンにまかせ」(vol.281)での、森本さんの新年の挨拶をご紹介します。

 みなさま、あけましておめでとうございます。IKTT(クメール伝統織物研究所)の森本喜久男です。
 新年を迎えました。新しい年、つねに新しい時代への門出でありたいと願っております。みなさま、お元気でお過ごしのことと思います。ともに、この新しき年の門出を祝えればと願います。
 「伝統の森」再生計画も、その始動から10年を過ぎ、当初のもくろみの8割は達成できたのではないかと思っております。とりわけ、大きな成果といえるのは、私たちが10年かけて育ててきた「森」に、この事業の象徴ともいえるラックカイガラムシを取り戻すことができたことです。しかし、小水力発電や、バイオマス、ソーラーなどによるエネルギー自給や、オーガニック・ファームへのさらなる実現に向けて、これからも試行錯誤を続けていければと思っています。
 本当に、何もなかった荒地に、人びとが暮らす村を作ってしまったわけで、最近「10年あれば森や村が作れる」そんなタイトルのハウ・ツー本を書こうかなと、本気半分、冗談半分で思ったりしております。
 昨年一年間に、「伝統の森」には200人を超える方々が滞在し、自然のなかで、人の手だけでできあがっていくヒューマンメイドの布、その制作現場を見ていただくことができました。感謝。
 そして、訪ねてきてくれた若者たちには、「妄想の持ち方」を指南し始めています。すべては妄想から始まり、それは夢へ、そして信念へ、確信そして実行。
 時代は、私たち自身の手で作るもの、誰も作ってはくれません。そんなことを思う、新しき年の門出であります。今年もどうかよろしくお願いいたします。
 すべての人びとが、幸せであることを願いながら。すべての出来事への感謝の気持ちとともに。

我心無限、我在自由、我業無限、
2013年1月吉日 伝統の森にて
森本喜久男

【以上、メールマガジン「メコンにまかせ」掲載記事から再掲】
※メールマガジン「メコンにまかせ」の講読は、こちらからお申し込みください(講読無料)。

2012-12-28

「IKTTカレンダー2013」発売中です

おまたせしました。「IKTTカレンダー2013」ができあがりました。価格は1000円、A5判(上下に広げ、A4判サイズで使用)という仕様はこれまでと変わりません。
 今回のカレンダーでは、IKTTで使用している染め材(ココナツ、プロフー、藍、ベニノキ、インディアン・アーモンド、ラック)と、それらで染めた布や糸を紹介しています。

 ご希望の方は、information@iktt.orgまでお問い合わせください〔@を半角に変換してご送信ください〕。関西では、池田のカフェギャラリーぷてあでの取り扱いをお願いしています。

2012-12-01

JBpressで森本さんの活動が紹介されています

日本ビジネスプレスのWeb経済メディア「JBpress」(2012年12月1日付)で、「日本人がカンボジアに作ったユートピア」と題して、森本さんの活動が紹介されています。

2012-11-25

10月25日付の産経新聞で、森本さんの活動と法然院での展示会が紹介されていました

10月25日付の産経新聞で、森本さんのカンボジアでの活動と、法然院での展示会が紹介されていました。法然院の会場にいらっしゃった何人かの方からうかがいました。

2012-11-20

「IKTTカレンダー2013」制作中です

 IKTT Japan では、2006年に IKTTカレンダーの制作をはじめました。IKTT の活動を紹介しつつ、なおかつ販売収益によってIKTTの活動支援となるツールはないものかと考えた結果、カレンダーの制作・販売に取り組むことにしたのです。
 IKTT のシルクをお求めいただいた方のなかには、インターネットやメールをなさらない方もいらっしゃいます。シエムリアップの工房や「伝統の森」をまだ訪れたことがなく、森本さんのtwitterやfecebookをフォローしていない方や、この IKTT Japan News にアクセスされていない方たちに、カレンダーという印刷物で、IKTT の絣布や「伝統の森」の様子などをご紹介することもでき、またこのカレンダーをきっかけにして、IKTT の活動に興味を持たれる方もいるのではないかと考えてのことです。
 2013年のカレンダーでは、IKTTで使用している染め材(ココナツ、プロフー、藍、ベニノキ、インディアン・アーモンド、ラック)と、それらで染めた布や糸を取り上げました。この「IKTTカレンダー2013」は、11月下旬には完成予定です(予価1,000円)。
 都内では、高円寺の茶房・高円寺書林、西荻窪の信愛書店さんなどに取り扱いをお願いする予定です。関西では、池田のカフェギャラリーぷてあでの取り扱いをお願いしています。また、11月22日~24日に京都・法然院で開催される展示報告会でも販売いたします。
 上記の取り扱い場所でお求めになれない方は、information@iktt.org までお問い合わせください〔@を半角に変換してご送信ください〕。

2012-11-18

IKTTのシルク、Found MUJI青山デビュー

 「シルク天然染」として、IKTTのシルクハンカチとレインボーそしてクロマーが、「Found MUJI 青山(無印良品青山店)」に登場しました。
 取り扱い数は、まだそれほど多くないそうですが、お近くの方、のぞいてみてください。

2012-11-09

11月22-24日、京都・法然院での展示会・報告会のご案内

 恒例の、京都の法然院での展示会・報告会のスケジュールが決まりました。今年は11月22日(木)から24日(土)の3日間です。現地報告会は、23日(金/祝)の午後1時からの予定です。

※今回、森本さんの一時帰国がかなわなくなったため、報告会は、IKTT Japanの西川が行ないます。IKTT設立から現在までの歩みをふりかえりつつ、あらたに始まった無印良品との「天然染プロジェクト」立ち上げまでを語ります。

【とき】
11月22日(木)から24日(土)まで(展示と販売)
10時~16時(ただし、初日の22日は12時から)
※現地報告会は、23日(金/祝)の午後1時より。

 《IKTT・現地からの報告2012》
  IKTT(クメール伝統織物研究所)17年間の歩みと、あらたな時代に向けて


【ところ】
法然院
京都市左京区鹿ヶ谷御所ノ段町(TEL:075-771-2420)
(京都駅から市バス5番 錦林車庫行 浄土寺下車 徒歩10分)

※この時期の京都は、紅葉の最盛期でもあり、市内の道路事情はたいへん混雑しております。十分な余裕をもって、お越しください。


より大きな地図で 法然院(入口) を表示

2012-10-25

石川武志写真展「水俣ノート 1971~2012」が、銀座ニコンサロンで始まりました

 銀座ニコンサロンで、石川武志写真展「水俣ノート1971~2012」が開催中です(会期は11月6日まで)。

 名称:石川武志写真展「水俣ノート 1971~2012」
 会場:銀座ニコンサロン
 住所:東京都中央区銀座7-10-1ストラータ ギンザ1・2階
 会期:2012年10月24日~2012年11月6日
 時間:10時30分~18時30分(最終日は15時まで)
 休館:会期中無休

 石川武志さんは、これまでに何度もカンボジアを訪れ、雑誌「マリクレール」「週刊朝日」やアメリカン・エクスプレス会員誌「IMPRESSION GOLD」などに、IKTTを紹介していただいています。以下、ニコンサロンの写真展内容を再掲します。

 作者は、ユージン・スミスのアシスタントとして1971年から3年間「水俣病」に関わった。同時に作者自身も水俣病を自分の問題として撮影するようになった。
 当初、それらの写真を発表することは考えてはいなかった作者だが、2008年のスミス氏没後30周年慰霊祭を機に、今一度、ユージン・スミスの「水俣」というプロジェクトを検証してみたいと考え、再び水俣病を撮影するようになった。そしてまたそこには、当時作者が知っていた水俣病の人たちは現在どうしているだろうかという思いや、「水俣」やユージン・スミスと関わった者として、今の自分に何ができるのだろうかと作者自身へ問いかける気持ちもあった。
 作者が初めて水俣に滞在した時から40年という年月が流れたが、当時カメラの前に立ってもらった患者さんたちを、可能なかぎり以前と同じ場所で撮影している。同時に作者は、ユージン・スミスの「水俣」というプロジェクトで体験したことなどを「水俣ノート」という形にまとめ、水俣病という苦難を生きてきた人たちの40年の歳月やユージン・スミスの存在を、この写真を通して現在に繋げようと試みる。モノクロ50点。

ATELIER MUJIトークイベントでの森本さんの講演録が掲載されています

 さる9月22日と23日に、有楽町のATELIER MUJIで行われたATELIER MUJIトークイベント「天然染 "未来に向けた羅針盤づくり" IKTTの活動と無印良品との取組み」での森本さんの講演録が、無印良品「くらしの良品研究所」活動レポートとして、くらしの良品研究所のWebサイト上で紹介されています。

2012-10-12

日本アセアンセンター「カンボジアをもっと知ろう!」のご案内

 10月25日(木)と26日(金)、日本アセアンセンターにおいて「カンボジアをもっと知ろう!~美と背景を探る~」が開催されます(入場無料)。
 会場では、カンボジアの染織品の展示、木内博・写真展、カンボジアの工芸品の展示と紹介のほか、2011年11月にカンボジアで開催された「沖縄の舞踊と染織による、日本・カンボジア文化交流」事業のビデオ上映が行なわれます。会場には、IKTTで織り上げられたピダンも展示されます。
 その他、26日の14時30分からは、ワークショップ「積み木でアンコールワットを作って学ぼう」が、同じく17時からは、講演会が開催されます。

【ワークショップ】11月26日(14:30~16:30)
「積み木でアンコールワットを作って学ぼう」
レクチャー・指導:ニム・ソテイーヴン氏、阿部千依氏

【講演会】11月26日(17:00~19:00)
◎今川幸雄氏(和平後初代駐カンボジア日本国大使)「カンボジア和平の実現と文化再興」、
◎ニム・ソテイーヴン氏、阿部 千依氏「カンボジア人にとってのアンコールワットとは」、
◎遠藤宣雄氏「自然・人・文化による21世紀の社会発展」

開催場所:国際機関 日本アセアンセンター内「アセアンホール」
東京都港区新橋6-17-19 新御成門ビル1F Tel 03-5402-8001(受付)
(都営三田線 御成門駅A4出口すぐ)

2012-10-11

東京国際映画祭で、カンボジアの古きホラー映画!

 10月20日(土)から28日(日)まで、TOHOシネマズ六本木ヒルズその他で開催される「第25回 東京国際映画祭」で、「ディスカバー亜州電影~伝説のホラー&ファンタ王国カンボジア」と題してカンボジアのフィルムが3本上映されます。このうち「ゴールデン・スランバーズ」は、在仏カンボジア人監督が祖国のホラー映画史を発掘するドキュメンタリー、「天女伝説プー・チュク・ソー」と「怪奇ヘビ男」は、ポル・ポト政権以前に製作されたホラー映画とのこと。

■「ゴールデン・スランバーズ Le Sommeil d'or」
クメール語・フランス語/2011年、フランス=カンボジア
10月20日 10:50-12:26 (本編96分) TOHOシネマズ 六本木ヒルズ Screen5
10月22日 10:20-11:56 (本編96分) TOHOシネマズ 六本木ヒルズ Screen3

■「天女伝説プー・チュク・ソー Peov Chouk Sor」
クメール語/1967年、カンボジア)
10月28日 11:30-13:50 (本編110分) TOHOシネマズ 六本木ヒルズ Screen5

■「怪奇ヘビ男 Puos Keng Kang」
クメール語/1970年、カンボジア
10月28日 14:35-17:19 (本編164分) TOHOシネマズ 六本木ヒルズ Screen5

2012-09-27

クチン「自然染色に関するシンポジウム/エコ繊維素材フォーラム」のご案内

 9月27日から10月1日まで、マレーシアのサラワク州(ボルネオ島)クチンで開催される自然染色に関するシンポジウムと、持続可能な繊維素材に関するフォーラム(ISEND-WEFT:INTERNATIONAL SYMPOSIUM AND EXHIBITION ON NATURAL DYES & WORLD ECO-FIBER AND TEXTILE FORUM)に森本さんがIKTTのスタッフとともに参加されます。急遽同行が決まった5人は、ファンションショーへの参加とのこと。「蚕まつり」前夜祭に行なわれていたファッションショーの、はじめての海外デビューとなります。
 なお、今回のフォーラムのテーマは、「Waste to Wealth(ゴミを宝に)」とのこと。森本さんと無印良品との取り組みを待っていたかのようなタイミングとなりました。

2012-09-26

民博 特別展「世界の織機と織物―織って!みて!織りのカラクリ大発見」

 民博(正しくは、国立民族学博物館)で、特別展「世界の織機と織物―織って!みて!織りのカラクリ大発見」が始まっています。以下、民博のWebサイトにある特別展の「概要」を再掲します。

  織物を織るという技術は、人類史の中枢技術として古代から現代に至っており、産業革命やIT革命も織りの技術の延長線上にあります。当特別展は、織りの技術、織機構造のカラクリ、織物の実像などをあきらかにすることをおもな目的とした体験型展示の展覧会です。
 当特別展では、世界各地で収集された織機と織物が展示資料の大多数を占めますが、一部には入館者が織りを体験することができる場をもうけ、展示資料を見るだけではなく、さまざまな織りのカラクリを自らのからだや小型の簡易型織機模型などを使って実体験することによって、織りの技術、道具としての織機、織物がいかなるものであるのかということを知ることができる展示を試みます。さらに、そうした体験型展示を通じて、産業革命以降に人類が手仕事を放棄し続けて今日に至っているという危機的状況について警鐘を鳴らし、手仕事への回帰というメッセージを社会に向けて発信することも計画しています。
 また、本館共同研究「手織機と織物の通文化的研究」の成果として、世界各地で今日まで継承されてきたさまざまな織りの技術や、織物を織るための道具である織機のカラクリ、さらには織物について、これまでに知られることのなかった多くの情報を、様々なイベントや機織りの実演などの関連事業を通じて公開する計画で、そうした情報公開は織りの技術や織機や織物についての従来の世界の常識を大きく覆すことになると予想されます。
 ※本館エントランスホールでは、コンピュータの発明のもとになった ジャカード織機や豊田佐吉が発明した自動織機なども展示します。

 詳細は、民博のWebサイトにある「関連イベント」をご覧いただきたいのですが、実際に「織り」のしくみを体験できるワークショップや、機織りの実演、そしてさまざまな地域の織物や織機に関するレクチャーが目白押しです。
 IKTTの活動を知り、森本さんの著書『カンボジア絹絣の世界』を読んで、「平織り」と「綾織り」ってどこが違うの? 「ジャガード織」って? 「三枚綜絞」ってどういうこと? 「腰機」は? ……というような疑問をもたれた方、ぜひとも民博に通って、その疑問を晴らしていただければと思います。

会期:2012年9月13日(木)~11月27日(火)
会場:国立民族学博物館 特別展示館&本館1階エントランスホール
開館時間:午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日:水曜日
無料観覧日:9月15日(土)、17日(祝)、11月3日(祝)、17日(土)、18日(日)
観覧料:一般830円、高校・大学生450円、小・中学生250円

2012-09-25

ATELIER MUJI「天然染 "未来に向けた羅針盤づくり"」講演会終了しました

 無印良品有楽町店2階の ATELIER MUJIで、9月22日と23日に開催された講演会「天然染 "未来に向けた羅針盤づくり"」は盛況のうちに終わりました。
 「伝統は守るものではない」「今の時代、守るということは後向きに走ること」「最新鋭の染色マシーンを道具に変える。道具とは手の延長にあるもの」「IKTTが取り戻した自然染色における伝統の知恵と、上海の最新式の機械を使いこなす染色テクニック、それらを融合させていいものを作ろうというMUJIの人たちの想いが重なった」「使い捨てを前提にする大量生産ではなく、よいものを手に入れやすい価格で作る量産のかたち」「美しさとは、ぞくっとするもの」「もうひとつのアート」などなど、2日間とも刺激的な言葉がたくさん飛び出しました。
 なお、展示会は、10月8日(月)まで開催されています。バラの茎、ココナツの殻、ウォールナッツの端材が、それぞれ積み上げられた展示台に、それらを使って染めたオーガニックコットンの天然染タオルも置かれています。それらの自然な色をぜひともご覧ください。会場には、IKTTの定番の染め材と、それらで染められた生糸やマフラーも紹介されています。  

2012-09-21

森本さんと良品計画社長との対談が掲載されています

 株式会社良品計画のWebサイト上に、「環境・社会への取り組み」として、森本さんと良品計画社長の金井政明氏とのトップ対談が掲載されました。
 手でものをつくることの意味、そして自然と人との関係などについて、それぞれ、じっくり語っていらっしゃいます。

2012-09-14

9月15日、「ガイアの夜明け」で森本さんと無印良品の取り組みが紹介されます


 9月11日(火)に放送された「ガイアの夜明け」は、明日15日(土)の20時から、BSジャパンでも放送されます。見逃された方、ぜひご覧ください。

2012-09-06

ATELIER MUJI「天然染 "未来に向けた羅針盤づくり"」展のご案内

 9月11日(火)から10月8日(月)まで、無印良品 有楽町2FにあるATELIER MUJI(アトリエ・ムジ)で、「天然染 "未来に向けた羅針盤づくり"」展が開催されます(入場無料、10:00から21:00まで、会期中無休開催)。
 会場では、森本さんと無印良品が取り組んできた、工場での生産が可能な「天然染」について、ならびにIKTTの活動についてが紹介されます。
 なお、22日(土)と23日(日)には、森本さんの講演会も開催されます。

日時:2012年9月22日(土)、23日(日)(各回14時~)
会場:無印良品 有楽町 2F ATELIER MUJI
定員:各30名(参加無料・要事前予約)
入場料 : 無料
※参加申し込みは、2012年9月11日(火)午前11時より、無印良品 くらしの食品研究所のWebサイト上で行ないます(満員になり次第終了)。

2012-09-05

9月11日放送、テレビ東京「ガイアの夜明け」で森本さんと無印良品の取り組みが紹介されます

 9月11日(火)放送の「ガイアの夜明け」は、『「ニッポンの生きる道(第4弾)~地球を救うヒット商品とは』と題した内容で、無印良品が商品化を進める「自然の素材だけで作ったタオル」が取り上げられます。
 森本さんは、このタオルの自然染色のプロジェクトに関わってきました。それも、単に「化学染料を使わない」のではなく、それまでゴミとして扱われていた、バラの茎や、ココナツの殻、家具を作る際に大量に出るおがくずなどを、染め材として使用しての染色です。
 以下、テレビ東京の番組紹介から引用です。

 なでしこジャパンの川澄選手などが愛飲している健康ジュース、アサイー飲料。南米ジャングルのフルーツを原材料にもとに作ったもので、健康志向のOLたちに大人気だという。実はその、アサイーが南米アマゾンのジャングル再生に役立っているという。一体どういう仕組みなのか?
 また、無印良品は、自然の素材だけで作った、環境に優しいタオルの製造に挑戦していた。一体なぜなのか?
 その背景には南米アマゾンで進むジャングルの減少……工場からの廃水で汚染される河川……などといった現状があった。こうした世界の現状を改善しようと、新たなニッポンのものづくりが始まっていたのである。
「地球に負荷をかけない新たなものづくり」に挑戦し始めたニッポン企業の今を追った。

 放送は、テレビ東京で9月11日(火)の22時からです。(9月15日(土)20時から、BSジャパンでも放送があります)。

2012-08-31

女子美アートミュージアム「アンコールのヴィーナス」展のご案内

 9月8日(土)から10月21日(日)まで、女子美術大学相模原キャンパス内の女子美アートミュージアムにおいて「アンコールのヴィーナス‐BAKU斉藤の視線‐」が開催されます(入場無料)。
 会場では、アンコール遺跡群を数十年にわたって撮影されてこられたBAKU斉藤氏の写真とともに、平山郁夫シルクロード美術館が所蔵するカンボジアシルクが展示されます。
 また、写真展展示にあわせ、講演会ならびにギャラリートークなども行なわれます(詳細については、女子美術大学のWebサイトをご覧ください)。

「アンコールのヴィーナス‐BAKU斉藤の視線‐」
と き:9月8日(土)から10月21日(日)/火曜日休館(入場無料)
    10時から17時(入館は16時30分まで)
ところ:神奈川県相模原市南区麻溝台1900
    女子美術大学相模原キャンパス 10号館1階
    電話:042-778-6111(代表)
アクセス:小田急線相模大野駅からバス「女子美術大学行」約20分
     JR横浜線古淵駅からバス「女子美術大学行」約15分

2012-08-27

カンボジア料理店「すろまい」拡大移転リニューアルしました

 大阪高槻のカンボジア料理店「すろまい」が移転し、リニューアルオープンしました。
 以前より店舗が広くなり、新しいメニューも増えています。
 当面はディナータイムのみとのことですが、まもなくランチも再開されることと思います。

カンボジア料理店「すろまい」
【住所】
高槻市紺屋町6-6
敷島ビル4F
【電話】
072-683-2444(従来通り)

2012-08-24

8月24日付、毎日新聞で森本さんが取り上げられました

 2012年8月24日付の毎日新聞「ひと」欄で、「森本喜久男さん 『クメール織』復興に取り組む」として、森本さんが取り上げられました。先日、授与式が行なわれた大同生命国際文化基金「大同生命地域研究特別賞」の際に取材を受けたものが記事になったものです。
                         *
 残念ながら、ひとつだけ事実誤認があるようです。記事中に“偶然にも「カンボジア難民キャンプで織物学校の世話役をしないか」と誘われた”とありますが、森本さんが「難民キャンプの織物学校でのスタッフを探している」と誘われたのは、東北タイのウボンラチャタニにあった、ラオス難民が収容されていたウボン難民キャンプのボランティアとして、でした。現在、森本さんがカンボジアで活動していること、そして当時の難民といえばカンボジア難民であろうという推測によるものだと思います。(参照『メコンにまかせ』p.28)